秋探し その1

白鳥大橋(2012.10.27 音更町)

 最近、続けて幕別町の公園をうろつきましたが、実は先週も同じ場所を訪れました。そうそう、SENNSEと一緒でした。しかし、残念ながら彼にとっての今シーズン最後のハイライトとなるべきイチモンジセセリとの初対面 計画は来年に持ち越されてしまいました。お天気は悪く無かったのですが、気温上がらず、風強く…でした。その公園は私の住む帯広市を東に抜けたところにありますが、更にもう少し東へ進むと左手にこういう景色が見えてきます。
 三角形のポールは十勝川に架かる白鳥大橋の橋脚でありますが、近年この十勝川に架かる橋はこのような形状の吊り橋が流行のようであります。そしてその向こうに見えるのが十勝が丘と呼ばれる丘で、そこに立つのはNHKの電波塔であります。

 

十勝ヶ丘(2012.10.27 音更町)

 白鳥大橋が見えたら、それを渡るべく左折致します。橋を渡り終えますとそこは音更町十勝川温泉という住所になります。
 
十勝が丘につきましては、以前このField noteで触れたことがありますが、この丘の向こう側が私のもっとも身近なfield、長流枝内(オサルシナイ)が有る訳です。

 

白鳥大橋(2012.10.24 音更町)

 十勝が丘に登って白鳥大橋を振り返ると、まーこんな感じな訳です。橋の向こうに見えている地名は幕別 町札内で、帯広市は画面右側になります。
 で、先程から何をやっているかと申しますと…まー何か秋らしい物は無かろうかと、うろつきに来た訳であります。風も無く、お天気も良い日で、ちょいと期待した訳ですが…

 

頑張る昆虫(2012.10.27 音更町)


 本日出会った昆虫達であります。鱗翅目ではモンキチョウとタテハが居ましたが、タテハは飛ぶ姿を見ただけで、同定にまでは至りませんでした。あとは正体不明の蛾ですね。この時期の蛾にしては珍しく旧蜜に熱心な奴です。
 蜻蛉目ではアキアカネともう一種見ましたが、こちらも飛ぶ姿を見ただけで同定には至りませんでしたが、イトトンボ科でしたので、オツネントンボだと思います。
 直翅目はイナゴを目撃しましたが…実は北海道のイナゴはコバネイナゴ(別 名エゾイナゴ)で個体差があるとは言え、翅は胴の長さと同じくらいとされています。翅が胴より長い種類はハネナガイナゴとというのが居ますが、物の本に依ればこちら北海道には居ないことになっております。しかしなぁここ数年見るんだよなぁ、翅が明らかに胴より長い個体。米処(こめどころ)が北上してる昨今ですし、コイツの生息地も北上してるんじゃないかなぁ。だって稲子(イナゴ)でしょう。

 

赤い実(2012.10.27 音更町)

 綺麗な紅葉を期待していましたが、ハッとするほどの景色を見ることが出来ませんでした。印象としては徐々に寒くなった方が、綺麗に色付くのかなと思いますが、今年はいつまでも暑いなと思っていたらある日突然に冷え込んで、秋!と宣言されたような黄がします。
 長流枝内で紛れもなく秋を感じたのがマユミとアキグミであります。特にマユミには今更ながら新しい発見をしたようです。いつもならある程度の距離で横からの写 真しか撮ったことがなかったのですが、真下から撮るとこんなに赤い色の実が隠れていたとは…知らなかったかもね。でも、まあマユミの魅力は、やはりくすんだ紅色だとFieldは思ってますけどね。

 


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