ハズレだけど…

ベニシジミ(2012.10.06幕別町)

 今年の北海道は、9月20日ころまで真夏日が続きましたが、その後は順調(?)に気温が下がり、最高気温が20度に届くか届かないかという昨今になりました。皆様その後お変わり御座いませんでしょうか?(何言ってんだか??)
 ところで今、“20度に届くか届かないか”と書きましたが、実はここんところがFieldにとってはとても重要で…、20度を超えるとそこに生息する蝶は、飛ぶ姿を見せてくれますが、20度を切ると、なかなか姿を見せてはくれない。Fieldはそのボーダーラインを18度くらいだと考えている。
 しかし今日、20度は…、行ってないよなーと思いながらもカメラを手にうろついてみたら…何と、驚いたことにベニシジミを見つけた。しかも複数匹。北海道では年3化とされているが、これは4化?いやもしかしたら5化かも知れない。いずれにしても10月にベニシジミは見た記憶が無い。これも温暖化の影響かも…

 

モンキチョウ(2012.10.06幕別町)

 Fieldの住む十勝で、成虫越冬する種を除くと、もっとも遅い時期まで活動しているのは、やはりモンキチョウだ。モンキチョウは寒冷地で年3化となっているが、少なくても十勝では4化かなぁ。いずれにしろ想像でしかない。しかし、本気で調査するとなると、どうやって年何化と断定するんでしょうねぇ?広大な密閉された空間で累代飼育するのかなぁ?
 白色型の件も気になっている。メスに黄色型と白色型があり、遺伝的には白色型が優勢ということになっているが、本当かなぁ?Fieldの思い過ごしかも知れないが、白色型のオスが存在するような気がしてならない。要するに、白色型の個体がオスと思われる行動をしたのを目撃しているのだが、何しろ補虫網を持ち歩かないもので確認のしようが無かったのだが、今後は網を持ち歩こうかなぁ。

 

モンシロチョウ(2012.10.06幕別町)

 もう一種驚いた種を見た。モンシロチョウである。うーんそうだなぁ10月には見たこと無いかもなぁ。これも温暖化のせい?いやオオモンシロは見たことあるよ。10月でも平気で飛んでいたからね〜。ん?あれっ?!そう言えばオオモンシロが飛んでないじゃん。
 そう云えばオオモンシロが十勝に入ってきて爆発的に数を増やしていた頃、葉牡丹とか葉キャベツと言われる植物が流行していて、どこの庭でも見ることが出来た。そして、それがオオモンシロの格好の餌になっていたが、最近オオモンシロと共に葉牡丹も見かけることが無くなってきたように思う。
 実はこうしてうろついた事には理由があった。イチモンジセセリである。過去にイチモンジは10月中旬に目撃しているが、今年はもうそろそろ……と思ったのである。そして幕別 のこの公園で過去にイチモンジを目撃したとの確かな情報も有っての行動だった。時期なのか気温なのか理由は分からないが今日はハズレ。でも、あと幾度か調査に通 わなければならないだろうね〜。

 


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