思わぬ場所での再会

オナガシジミ(2012.07.29 帯広市)

 先日、SENNSEにハンドルを握ってもらい、ゼフ達に会うことが出来た。しかし、それだけで終わりではなかった。実はその後、自宅まで送ってもらい、夕食後にまたまたFieldを迎えに自宅まで来ていただいた。ホタルが見たいとFieldが言ったのを実現する為だった。
 結論から言うと、沢山のホタルの明滅を堪能することが出来た。そこはホタルを保護している場所だった。あれだけの数を見たのは子どもの頃以来だった。ところが懐中電灯使用禁止、ストロボ使用禁止で皆様に見ていただけるような画像は残念ながら無い。

 そして翌日、Fieldは未だゼフにこだわっていた。出来ることなら今日はFavonius属を見たいと思い、あちこち走り回ったが、思わぬ 苦戦を強いられた。会いたい蝶は、かつて居た場所から姿を消していたり、そこを登りさえすれば居るはずなのに入林出来ない等、様々な理由で出会うことが出来なかった。

 

オナガシジミ(2012.07.29 帯広市)

 Fieldには、もう一種類出会いたい蝶が居た。SENNSEにもその蝶の発生場所を案内して欲しいと昨日お願いをしたばかりだった。その蝶はオナガシジミである。オニグルミさえあればそんなに姿を見るのは難しい蝶だと感じてはいなかった。もっとも姿を確認できても撮影可能な高さまで降りてくることの少ない蝶でもある。
 10数年前の風の強い日、オナガシジミが木の下の方で避難する姿を見つけた。しめしめとばかりに撮影したのだが、せっかく低い位 置にじっと止まってくれたオナガなのに、やはり風に吹かれてブレブレの写真ばかりになってしまった。Fieldがオナガを撮影したのはそれだけだった。相性が悪かったと言えばそれまでなのだが…。
  Favonius属を諦め、最近しつこく足を向けている帯広神社へ寄った。いつものように池の周りでトンボを物色し、帰りかけた時に足元にこの蝶が止まった。ん?ウスイロオナガじゃないよね
。オナガ???全く信じられない光景だった。帯広神社へ来たのは、これまで100回や200回ではきかない。でもオナガがここに居るという認識は無かったのだ。勝手知ったる我が家の庭のように思っていたのに、まだまだ甘かったね。

 


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