再会

タンチョウ (鶴居村)

 2月15日、鳥蝶ビデスコのmtanaさんが、野鳥クラブの方々と来道されていた。そして18日夕刻に釧路空港からお帰りとの事。Fieldは…まぁ多忙な時期ではあるが…でも、2009年3月以来お会いしてないよねー。レンズも買って、近々タンチョウに再チャレンジとの思いもあったから、お出かけして空港でお顔拝見…というつもりで朝から東に向けて車を走らせた。
 ここ数日、北海道はまたまた気温が下がり、吹雪気味であったが、mtanaさんご一行はそこそこ充実した撮影旅行が出来ている様子。今日はシマエナガの撮影に行っているハズである。

 

タンチョウ (上:鶴居村 下:阿寒町)

 今日もお天気は良かった。しかし、北海道の冬にお天気が良いということは、放射冷却現象となって、気温は下がる。こうなると、タンチョウはねぐらの川から出て来ず、給餌場は閑散とする。
 何時間も待ちぼうけは勘弁して欲しいので、出発は6:30で現地着9:00。それでも鶴居のポイントには数羽のタンチョウしか居なかった。2時間粘ったが、多い時間帯でも30羽に満たない状況。そうこうしている内にmtanaさんからのメール。おーっ念願のシマエナガに会えたのね。何々、午後から阿寒で再度タンチョウですか。いや、私もねそろそろ場所を変えた方が良いかもと思っていたのですよ。

 

タンチョウ (阿寒町)

 移動途中、川を覗いてみたら、はやり未だねぐらから離れずに残っているタンチョウが居ましたね。普段は飛翔シーンしか狙わないのですが、まー、たまには川辺のタンチョウも撮っておきますか。
 阿寒への移動中もタンチョウ一家を目撃して、撮影しましたが、うーんやはり飛翔シーンでないとツマラン!

 で、お昼少し過ぎに着いたのですが、わー凄いカメラマンの数だわ!で、mtanaさんにお会い出来たのですが、もしかして私より先に来てたの?不味いカレーだったとか言ってたもんね〜食べてる間に、私が到着したってことかなぁ?

 

タンチョウとエゾシカ (阿寒町)

 久しぶりに色んなお話をしながら撮影。“最近、関東圏の皆さんとは会ってます?”“最近ははあまり…蝶ではなくトンボばかり撮ってるもので…”ところで、給餌場にはエゾシカ親子が来ていました。“この前は立派な角を生やした雄が来てましたよ”“へー、そうですかぁ、そっちを撮りたかったなぁ”なーんてなお話を、ひたすらしてましたね。
 ところで、この観察センターのカウンタのーおじさま。“Yさんですか?”とお声を賭けたらやはりそうでしたね。実はsennseの奥様のしほわん…彼女が“うちの学校にY君という生徒が居て、あそこの4代目給餌人になるって言ってた
”という話を思い出しまして…“Yは私の孫です”いやいや、北海道はでっかいどー、でも狭いどー!

 

オオハクチョウ (阿寒町)

 狭いと言えば、給餌時刻の少し前にミキィさんも現れましたね。え?誰だって?ルチアーノがタンチョウを撮りに来たときに色々お話して下さった、グルスにお勤めの元気ななお姉さんですよ。タンチョウ&ミキィというブログを運営なさってるのですが、私の顔見て“あーっ!思い出した”と言っていただいたので、“ブログがんばってよ!”と声をかけさせて頂きましたら、18日の彼女のブログのタイトルは“がんばります♪”になってますね。これが返事ってことですね(笑)
 ところで、ここへは先程登場したエゾシカの他、様々な動物が現れます。キツネのコン太、エゾタヌキのポン助?そしてこのオオハクチョウも、時にはタンチョウより多いんじゃないかと言うくらいやって来ます。
 ここではそれを、空砲を撃って追い払っているのですが…まー、気持ちは解りますがね。何かもうちょっとスマートな方法は無いもんですかねー?オオハクチョウの舞う姿も捨てたもんじゃありませんしね。

 

オオワシ・オジロワシ (阿寒町)

 さて、給餌の時間です。待ってましたとばかり猛禽類…オジロワシ・オオワシ・トビが空中を舞い始めました。タンチョウよりこちらが目当てのカメラマンも少なくないように思います。一斉に連写 が始まりました。でも、Fieldは何だか力が入りませんでした。猛禽じゃなく、もっとタンチョウを撮りたかったなぁ。
 空中ショウが落ち着いたところで、mtanaさんご一行はお帰りになりました。え?夏にまた北海道へ来るかもって?じゃ、その時はまたゆっくりお会いいたしましょう。

 

 本日のnoteはここまでですが、このnote、北海道の自然を皆様にも…みたいな部分も有ります。しかし、実は自分自身の備忘録というか日記的要素も多分に有る訳です。実はこの数日の間にFieldにとって忘れられない出来事が起きていますので、記させて頂きます。
 昨年の10/9のnoteに、Greenさんというアクター(RACメンバー)に会いに斜里へ行ったことを書きました。その Greenさんが2/15の夜、急逝され旅立ちました。
  葬儀が2/18午後に行われるとの情報があり、参列すべきかどうか、かなり悩みましたが止めました。葬儀に参列したいという気持ちは、Fieldの個人的な“思い”であり、自己満足(満足なんてしないけれど…)でしか無いと思ったからです。26歳の娘さんを失ったご両親、そしてご兄妹の
お気持ちを考えた時、遠く斜里までやって来た、得体の知れないおっさんに少なからず気遣いをさせてしまうであろうことは容易に想像が出来ますものね。
 悲しいです。でも悲しみと同時に、生前の彼女にかけてあげるべき言葉は無かったのか、何かしてあげるべき事は無かったのかという自責の念もまた強く有ります。Fieldも四捨五入すれば還暦という年齢までになり、これからも多くの方々とのお別 れが有るでしょう。もしかしたら、Field自身が皆様より先にお別れの時を迎えることも無いとは言えません。いずれにしても悔いの無いよう、心がけながら生活したいと強く思っています。 …合掌…


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