レンズテスト

帯広川(2012.01.21)

 2週連続でタンチョウを撮りに出掛けたが、自分のミスもあり、なかなか思った写 真が撮れてはいない。それにしてもイラっとするのは、口径100mmは越えてるんじゃないかと思える大砲(巨大レンズ)の数々!そして唖然とする程速い連続シャッター音。
 ちなみにFieldが
常用している望遠ズームのレンズフィルター径は55mm。連続撮影は秒3コマ。タンチョウの撮影に行く度に、カメラを構えることにさえ劣等感…いや気恥ずかしささえ覚えていたが、良いのよ、Fieldは鳥屋さんじゃないんだから…そう自分に言い聞かせて今日に至っていた。
 写真は機材じゃない、感性と、経験と、長年培われた技術…そう思いたい。しかし、いざ目の前で機材の差を見せつけられると、気に入った写 真が撮れないのもそのせいじゃないかと…己の腕の悪さを棚に上げ、そう考え初めてしまった。

 

オオハクチョウ(2012.01.21 帯広川)

 ルチアーノに“何でお前は良いレンズを揃えないのか?”って言われた時、“良いのよ、プロじゃ無いんだから…趣味で蝶を撮るならこれで充分”と答えていたが、何のことはない、Fieldはケチで貧乏性…そんなことは自分が一番良く知っている。
 
そんなもやもやを抱えながら、某サイトを見ていたら、格安レンズを見つけてしまった。そう、ケチは“格安”という言葉には弱いのだ!“中古”とはなっているが、未使用ってどういうこと?何々…中国で販売予定だったレンズの逆輸入品、しかも4割引だって?!よしっ買った!
 そのレンズが昨日届きまして、本日そのデビューと相なった次第であります。70-400mmつまりFieldのカメラに付けると105-600mm相当、そう上の写 真2枚がこのレンズ1本で撮れちゃう。さすがにフィルター径100mmには達しませんが、F値は従来タンチョウ撮影に使っていたものよりは低く(明るく)より速いシャッターが切れそうです。

 

あんた誰?(2012.01.21 帯広川)

 早速カメラにレンズを装着して…って言うより重さも存在感もレンズの方がカメラに勝っていて、レンズにカメラを装着してという表現の方がしっくりくる。とにかくそれを手に、とりあえずは近場へと繰り出した。しっかし、重っ!首がどうにかなりそう!
 今日もかなり気温が低かったようだ。陽は既に高いが川面には靄がかかっていて、川縁の木々は霧氷で白く染まっていた。水面 の鳥達はいつもより少ない気がする。まずは中望遠で撮って、今度は一気に超望遠…。うーんズーミングも重たいっ!けど、良い感じで撮れたと思う。ペアの写 真は水面の影までしっかり入れるんだったなぁ。

 などと操作の練習をしていたら、ん?あの鴨何だっけ?ホオジロに追いかけられている2羽の鴨…頭の形と白い模様の出方が違うのはポーズのせい?いや、あの動き、どうもペアだよなぁ。それにしても名前が浮かばないよ
〜!
(帰宅後、改めて図鑑を見ましたが、やはり特定できません。どなたかお教えを!)

※ホオジロガモということで結論が出ました。但し幼鳥です。限りなくホオジオガモのメスに近いのですが、嘴の先端が黄色くないことで、幼鳥であろうと判断しました。考えてみたらいつぞや見たカワアイサの幼鳥も全部お母さん似でしたものね。ご連絡いただいた方に感謝申し上げます。

 

ホオジロガモ(2012.01.21 十勝川)

 帯広川では、あまり種類を見ることが出来ませんでしたので、今度は十勝川へ移動してみました。ここはかつて、水鳥観察用に川縁に湾を作り、水鳥も観光客も賑わっていた場所でしたが、2年前でしたか、大水で跡形もなく流されてしまい、今は見るも無惨な状況になっております。しかし、多くの観光客がばらまく様々な餌、また鳥インフルエンザの問題など、様々な観点からこれで良かったんじゃないかと思いますね。
 ところで、このホオジロ、もろ逆光でしたが、補正+1で何とか黒潰れ白飛びも殆ど無く、解像度もまあまあに撮れたようです。

 

アトリ??(2012.01.21 音更町鈴蘭公園)

 一度自宅に戻りましたが、何だか物足りなくて再度車に乗りました。うーん、緑ヶ丘公園?鈴蘭公園?どっちにしようか悩んだ末に鈴蘭公園へ向かいました。リスか小鳥か、どちらかには出会えるでしょう。緑ヶ丘公園は明日にでも…と温存することにしました。
 見かけたのはコガラとアカゲラらしき姿、そしてコイツ!嘴のゴツさはアトリの一種でしょうが、真正面 でイマイチ自身が持てませんがシメかな?ってことで、本日のシメと致しましょう。
 レンズの感想ですが、高倍率の割にはそこそこの解像度を見せてくれました。しかし、ネックはその重たさですね。Fieldの首(
ネック)がぁ!ってオヤジギャグ連発ですね。数時間うろついただけで腕がパンパンですが、考えてみたら、木曜に数年振りでボウリング大会に出ましたので、その影響が大きいように思います。ま、とにかく今はコネコネといじくる事が必要と思いますので、また明日このField Noteを書くことでしょう。


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