アメリカヒドリ(2006.3.21 帯広川)

 世の中WBCとやらで、騒がしい。幾度か、もう駄 目だと思わせながらも、今日は決勝なんだそうだ。えぇっ!優勝ですか?それはオメデトウございます。王さんにはいつまでも、世界の王で居て欲しいですからね。イチローもお騒がせの発言しちゃいましたから、それで負けたら格好つかなくなりますし。良かったじゃないですか。大口叩いておいて、しっかり実現しちゃうってのも格好良いかも知れません。
 私もよく使う手ですが、有言実行って言うんですか?とにかく口にしちゃったら、もうやるっきゃなくなる。そうやって自分を追い込んでおいて、頑張って実現する。“おう、そうかい。じゃあやってみなよ。見ててやるから…と周りにも注目されれば、これはもう引っ込みがつきませんからね。もう死に物狂いで頑張る訳です。不言実行ってのもありますが、それはそれでご立派なんでしょうけれども、私向きではなさそうです。
黙ってるってことは、途中で諦めても、誰も何も言いませんからね。気楽っちゃ楽かも知れませんね。
 ところで、あれ?今日何の日でしたっけ?そうそう春分の日でしたね!では、皆さんは“春分の日”ってどういう日だかご存知でしたか?祝日法によれば“自然をたたえ、生命をいつくしむ日”なんだそうですが、ちょいとコジツケっぽい臭いがしますねぇ(笑)まあ“暑さ寒さも彼岸まで”の彼岸の中日が今日ですから、今日を境にどんどん温かくなってくれると良いのですが…

 

キンクロハジロ(2006.3.21 帯広川)

 私の仕事は、ようやく峠を越えたみたいです。と言っても暇になった訳ではなく。今抱えている仕事の点数が指折り数えて、何とか数えられる量 になりました。先週までは、いったいどれほどの仕事が入っているのかも掴めず。とにかく差し迫った物から手当たり次第という状況でしたので、やれやれという所です。今日は前述のように祝日なのですが、その趣旨が“自然をたたえ、生命をいつくしむ日”なら、朝からびっちり仕事をする訳にも参りませんので、例によって時間のない時の“合流点”です。(我ながら上手いコジツケを考えたものだ…笑)ところが、ここ数日、春の嵐かという程の勢いで風が吹き荒れているのですが、今日もそうでしたね。我がボロ屋が揺れ、川面 にもウサギが飛ぶ(白波がたつ)程です。これって春一番なのかなぁ?
 
堤防に着いて、ぐるりと見渡しましたところ、ハクチョウはほとんど見あたりません。カモ類もさほど多い訳ではないのですが、何だか色とりどりで、ちょいと楽しめそうな雰囲気です。相変わらず、マガモとヒドリガモは多数派なんですが…おや?あのヒドリガモは…?川下に下って確認したら、やはり昨年2月11日以来のアメリカヒドリでした。飛来数は極めて少ないのですが、今年もお会いできて良かったね。どうせなら比較のためにと、ヒドリガモが接近するのを待ってシャッターを切ってみました(これで3種)
 次に目を惹いたのがキンクロハジロなんですが、後ろから2羽目の個体、白いはずの胴がグレーで、嘴の模様も他とは微妙に違うのですが、これって近似種?それとも単なる幼鳥なのかなぁ?よーく見たら頭の格好も違う気がするし…(とりあえず4種)

※当Field Noteをご覧頂いたField Clubメンバーの方から、“クビワキンクロじゃないの?”とご指摘を頂きました。早速検索してみたところ、“日本野鳥の会十勝支部の会員が昨年十月に帯広川への飛来を確認。 ”との記事が、北海道新聞関連サイトに…“ 道内では1994年に網走管内斜里町、95年に後志管内余市町 などで観察例があるが、十勝管内での確認は初めて。 ”なんですって。たったの1時間余りの間に、結局私は10種のカモを見たことになります。しかも、こんな大きなオマケまで付いてました(笑)

コガモ(2006.3.21 帯広川)

 今度は対岸にコガモを見つけたので、回り込んでみましたが…下手な写 真だなぁ!実はもう少しマシなのも撮れたのですが、ペアで撮れたのはこれくらいだったもので、ご勘弁下さい。実は冬の間、雄も雌もあまり関係なく集団で生活していたカモ達でしたが、今日は何だか、どれもこれも、何となくペアで行動しているように感じたものですから…(5種)

 

カワアイサ(2006.3.21 帯広川)

 ほうらね、こちらなんか2ペアですよ(笑)しかしなぁーやっぱ下手だなぁ。こういう面 白い瞬間をきっちりモノにしなけりゃねー。もっと絞り込んで、手前のも奥のもしっかりピンが来るようにしなければ…この写 真のピンは中央の波に来てる感じだぁ、アー情けない!(とか言いながらも6種目で〜す)

 

ミコアイサ(2006.3.21 帯広川)

 こちらもペア…プラス・ワンです。おいおい三角関係かい?(笑)案の定、時々雄どうしでいがみ合いしてましたが、ちょいと見には、サングラスのボディー・ガードを従えたお嬢の散歩風景ってトコですね。それにしてもこのミコアイサの雄は、目の周りは黒く潰れるわ、胴体は白とびするわで、いつになったらキッチリとした写 真が撮れるのでしょうねぇ?今日なんかどんより曇っていて、チャンスだったのかも知れませんが、こんな程度です。ショボ〜ン!(7種目)
 さて、そろそろ…と帰り際にカルガモ(8種目)とオナガガモ(9種目)を目撃しました。実は今日、一番期待をしていたのが、これまた昨年この場所で目撃したハシビロガモだったのですが、残念ながら出会うことが出来ませんでした。もっとも昨年は5月の出来事ですから、当分は懲りずに通 ってみたいと思います。以上トリのオリンピック近代9種、実況中継でした。(しつこかったかなぁ…汗!)

 

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