オオセグロカモメ(2006.3.11 大樹町)

 相変わらず仕事は多忙を極めている。しかし、知床方面 に行こうと考えていた。ある機関紙の裏表紙(業界的には“表4という”ついでながら“表紙が表1、表紙のすぐ裏(内側)を表2、裏表紙の内側を表3と表現する”)に連載を任されていて、写 真ネタが欲しかったのだ。テーマは、北北海道(ほぼ高校野球の区分エリア)の自然で、特に限定はないのだが、十勝近郊ばかりでは顰蹙を買いそうで、そろそろプチ遠征が必要…と感じていたのだ。
 ところが、ネットのお天気予報に相談したら、雨だとやら雪だとやら…どうも芳しくない。十勝管内も同様、あまり良くはないのだが、遠征&悪天候よりはマシだろうと、朝から行動を開始した。

 無風状態で、しかも、もやがかかっている。大津方面の海岸線を目指したのだが、近づくに連れ視界が利かない。こりゃダメだと海岸線を南下するも、やや内陸地では有視界距離が延びるものの50歩100歩。時間と共に気温が上昇し、もやが消えるだろうとの憶測もハズレ!Fieldの目論見としては、ウミガモもしくは猛禽類のモデル募集をしていたのだが、外れてしまったようだ。写 真は大樹浜でレンズを向けたカモメさんですが、あら、嘴のこんなトコが赤かったのね!ところで何カモメさんでしたっけ?まだまだ鳥さんについては解っとらんFieldである。

 

フキノトウ(2006.3.11 大樹町)

 その後も大樹町近辺をウロウロするが、目ぼしいものは発見できなかった。アメマスが釣れる川に沿って車を走らせたが、手頃な入渓地点も見つからず、断念!車をUターンさせようとして道路脇に何かを見たような気がする。もしやと思いカメラを掴んで下車してみたら、アハハ“小さな春”発見!
 今年は何だかこのまま春が来そうな予感がする。私の住む帯広市は、本年度の除雪費計上予算10億円のうち、まだ半分しか使っていない。“このまま、5億浮いてくれれば…”とは議長さんの話。浮くのは良いけれど、有効に使って下さいよ!

 大樹町では、更に足を伸ばして石坂というところまで行った。目的は“赤門”というラーメン屋さん。この国道沿いでは結構な有名店なのだ。直接の取引は無いのだが、いつぞやここのお店のカレンダーをデザインさせてもらったことがある。更に、昨年のことだが、この店の店内に私の会社の日めくり(業界用語では、日表という)が下がっていたとの情報もあり、一度尋ねてみたいと思っていたのだ。醤油ラーメンを食べてみた。十勝にしては珍しくスープのダシに魚が入っているように思う。まあ海が近いから当然なのかも知れない。麺は中太の縮れ麺。具はチャーシューとシナチク、葱。Field的には、チャーシューがイマイチで総合評価は☆2つかなぁ

 

ミンク(2006.3.11 帯広市)

 大した成果もなく、午後早々に帰宅。おっとその前に、定点観察の合流点で、けったいな物を発見した。対岸に黒い塊を発見したのだが、なにやらもぞもぞ動いている。ハハァ〜ン、あれだよ、あれ!以前にもこの近辺で2度目撃したことがあった。1度なんか、私の手作りルアーをチェイスして驚かせてくれたことがある、ミンクに違いないと堤防を降りてみたら、やはり間違いなさそう。
 丸まって毛づくろいをしている。これでは黒い塊で、何だか正体不明。歩き出すのを待ってようやく撮影した。対岸なので、私のレンズではちょっと辛かったが、トリミングしてようやくこんな感じ。ミンクは養殖されていたものが逃げて繁殖していると聞いているが、過去にこの場所と、道東の当幌で1度目撃したことがあるだけだ。特に害獣として騒がれていることも聞いていない。ひっそりと異国の地で命を繋いでいる、ちょっと哀れな奴なのである。



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