オオイヌノフグリ(2005.6.11 中札内村

 お天気良好!さーてどこへ行きましょうか。そういえばそろそろオナガアゲハが出ているかも知れません。昨年アサギマダラを発見しちゃったもので、俄然覗く機会が増えた中札内村へ…ん?でも今年初めてだよね。じゃ、やっぱりそうしましょう。
 いつものアゲハのポイントへ到着。でも待てよ!何か変だぞ〜。ここで発生するアゲハは、ミヤマカラスアゲハが多く、次にカラスアゲハ、そして十勝では珍しいオナガアゲハ…のはずなんですが、時折ミヤマカラスが飛んでいるだけ!

 今年の異変はここでも起きているのかぁ…とうろついていたら、足元に白い花が…。何だろうと覗き込むと、姿形は確かにオオイヌノフグリ。しかし、紫と白との比率が逆転してるんじゃないかと思えるほどの配色だ。しかし、毎度思うのだが、このネーミングは花に可愛そう。いや、実の形からきてることは承知してますがね。え?何の事かって?ご存知ない方は、どうぞご自分でお調べ下さい(笑)

上記のオオイヌノフグリについて、帰化植物のコテングクワガタであると
M.H.さんからご指摘を頂きました。どうりで雰囲気が違うはずです。
皆様にお詫び申し上げますとともに、ご指摘いただいたM.H.氏に感謝!

キセキレイ(2005.6.11 中札内村

 ところで、またアゲハのポイントに話は戻りますが、そこにはツツジが沢山植えられていて、その蜜を求めて多くのアゲハが集まるのですが…確かにムラサキツツジは咲いてました。ほぼ満開に近い状態です。しかし吸蜜植物としては、より重要なレンゲツツジが全く咲いてませんでしたね。みな蕾のまま!
 とにかく、そこは諦めて林道を奥へと入りました。実は今日、神奈川在住の私の弟一家が3時20分着の便で帯広市にやってきます。その長男ASHINO君(ハンドル)が無類の釣り好きなのですが、私は明日ちょっとヤボ用でお相手が出来ないもので、空港から近い場所の釣りのポイント探しもしたかった訳です。実は、昨年この近くでとても良い思いをしたもので、来てみたのですが…残念!ゲートがありました。いや、そのゲートは開いていたのですがその脇に張り紙が…“4時でゲートは閉鎖されます”
 うーむ、こりゃダメだとまた逆戻り。その途中で車の前を黄色い鳥が横切りました。思わずブレーキをかけて車外に出ると。その鳥は何と車のすぐ上の電線に止まり囀り出したのです。どうやらキセキレイのようです。でもでも、私のオートフォーカスのデジのピンが合いません。しかたなくマニュアル撮影。何とかこんな程度には撮れました。

 

ヒメアカタテハ(2005.6.11 中札内村

 とにかくお魚のことは、残念ながら諦めてもらうしかなさそうです。しかし、空港に迎えに行くにはまだまだ時間がありますんで、蝶探しに戻りましょう。
 林道をカメラバッグ担いで…そうデジがレンズ交換式になったものでバッグ担ぐんですよ。手軽さが売りのデジのはずだったんですけど、こんな写 真が撮りたい、あんなのも撮りたいと、欲の塊のFieldは昔といっしょ。銀塩カメラ時代のように重たいバッグ担ぐハメになったんですね。何か間違ってる気がしないでもないのですが、まあ、仕方ありません。

 おっと、ヒメアカタテハが現れました。ええっ!こんな時期に?!この蝶、北海道では越冬出来ないはずなので、本州から飛んで来たことになります。毎年真夏には結構な数を見るのですが、こんなに早いのは初めてかも…とりあえず1枚!

 

ルリタテハ(2005.6.11 中札内村

 更に近づいて、構図を決めて…と思った途端に、ヒメアカのちょいと左奥にルリタテハが止まった。ゲゲッ!ヒメアカなら夏にいくらでも撮れる!と目的をルリタテハに変更。しかし、角度がぁ!
 仕方なく私が移動して良いアングルから…と思いちょっと動いた途端にまずヒメアカタテハが飛んで行った。それに
追随するようにルリタテハも…。ううっ!二兎追う者は一兎得ず!!た、確かに!!!

 

キタキツネ(2005.6.11 中札内村

 どうも今日の中札内、ゲンが悪い。移動してみようと岩内へ向かう。途中の路上でキタキツネがトコトコと先を歩いていた。車に気付いて道端へ…。いつもなら、子ギツネでもない限り、キツネの写 真なぞ撮る気にならないのだが、光線の加減といい、背景の松林といい、これはイケるかもと、車の窓からレンズを突き出してシャッターを切ってみる。
 暗い松林が背景になって、キツネの姿がくっきりと浮かび上がった。まーイケるかもしんない。
  出会ったと言えば、今年初めてN君に出会いましたね。大阪からの客人を案内してるそうで、相変わらず真っ黒な顔してました。昨年7月24日に上士幌で会って以来ですから、ほぼ1年ぶり。“デジカメ買いましたよ。今度教えて下さい”そう言えばあの時買いたいって言ってたよね。“じゃ、今度飲みながら!”っていつも言ってるけど、誘ってくれたこと無いじゃん(笑)まぁ気持ちの良い奴ではある

 

ベニシジミ(2005.6.11 岩内

 岩内でも異変があった。もうとっくに咲いているはずのミツバウツギがまだ蕾のまま。この花、香りも良く、昆虫に人気でいろいろな種類が集まり、私を楽しませてくれるのだが…残念!!
 周囲を見渡すが、めぼしいものは見あたらない。時折生まれたてのシロオビヒメヒカゲが、ヒョンヒョンと飛んでいる。ベニシジミも…。そうだ!背景がボケたグリーンで、オレンジの蝶が浮かんでるような写 真が撮れないかと、しばらく追いかけてみるが、なかなか思ったところに止まってくれない。イネ科の細い葉に止まってくれるのが理想だったのですがねー。まーしゃーないわなぁー。Fieldの心、蝶知らず!ってトコでしょうか?

 

タンポポの綿毛(2005.6.11 岩内

 何も獲物がなく、帰ろうかと思ったときに、そういえば今日はやたらとタンポポの綿毛を目にしたよなぁーと気付く。んじゃ、これも撮っておこうか。背景のボカシ加減をいろいろ調節しながら数枚シャッターを切ってみた。うーむイメージに腕がイマイチついていってない!ゲイジュツと呼ぶには、まだまだ…
 おっと、弟一家の到着する時刻が近づいています。弟の顔は昨年も見たけれど、他の家族は2年ぶりかなぁ…

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