欲張った割には…(中札内村)

クロヒカゲ・コムラサキ(2024.07.15 中札内村 )

 2日続けてゼフィルス類に出会えたので、欲張って、またまたゼフィルス探しに行こうと思いました。向かったのは中札内村です。車を停めて暫く歩いていると、あれ?熊鈴車の中だわ!どうしようか迷いましたが、まあ良いかぁ、と更に歩いていると、あれ?携帯車の中に忘れてる!ボケボケの困ったオッサンです。
 最初の目撃はクロヒカゲ雌ですね。やたら綺麗な個体ですが、さすがに2化目ではないでしょう。
 次はコムラサキでした。コムラサキは今年、路上で吸水中の個体を沢山見ていますが、植物に止まっているシーンは今年初かも知れません。実は、昨日も路上の蝶は避けていました。やはり、蝶と植物。可能で有れば花と蝶がベストですよね。

 

メスグロヒョウモン(2024.07.15 中札内村 )

 実はField、この蝶に弱いのです。対面 する度に、あれ?オオイチモンジ?いやいやオオミスジ?そんな訳は無いよね!…と混乱が始まるのです。
 今回もまた一瞬混乱しました。黒いベースに白いライン。何でこれがヒョウモンなの???少し赤味がある黄色いベース。そこに黒い斑点。それがヒョウモンチョウでしょ!

 確かに雄はヒョウモンチョウで文句はありませんが、雌のこの配色は絶対ヒョウモンとは言えないでしょ!不思議だよね。だから面 白いのですがね。

 

ミドリヒョウモン・ヒョウモンチョウ(2024.07.15 中札内村 )

 ミドリヒョウモンの雌ですね。今年も幾度か目にしていますが、十勝地方ではミドリヒョウモンとギンボシヒョウモンが多い気がしています。
 次の種はヒョウモンチョウだと思います。しかし近年ではナミヒョウモンという名称が一般 的になっています。でも、蝶の撮影暦半世紀を超えているFieldには、お願い!名前を変えないで!!覚えきれないから!!!という気持ちです。

 

ミスジチョウ・シータテハ(2024.07.15 中札内村 )


 今年は不思議だなぁと思える状況がいろいろあります。例えばミスジチョウです。かつてはコミスジだらけで、ミスジチョウと出会える事が少なかったのですが、今年はミスジチョウと出会う機会が多いと感じています。どちらかと云えばコミスジの方が発生は少し早いのですが、そのタイミングをFieldが逃したのかも知れません。
 次に感じていることは、シータテハとは幾度も出会っていますが、相棒?のエルタテハの姿を今年はまだ見ていません。発生する時期や場所が微妙に違うからでしょうか?
 カラスシジミやジョウザンミドリシジミの大発生も不思議でしたよね。蝶に対する知識もまだまだFieldには不足しているのかも知れませんが、異常な気温の高さの影響も少なくはないでしょう。今日は、頑張った割には珍しい種に出会えませんでしたが、この先、蝶の世界はどうなってしまうのか、しっかり見守って行きたいと思います。


  

←戻る      2024年版目次へ      次へ