ってなことで、昨日目出たく?50歳になったFieldでございます。もう“40代”と言えない一抹の淋しさ…。そして、50年と言えば半世紀。もうそんなに長いこと生きてきたんだという感慨もひとしおではございますが、昨日の今日・先週の今週・昨年の今年と、何等変わることなくこのままの路線で突き進んで参りたいと思います。
 え?何々?変わらないって事は、成長してないって事だって?た、確かに、タラーリ(汗)

 

エゾライチョウ(2005.9.3 中札内村

 そんなこんなはさておきまして、今日はタテハ類の綺麗所とデートをしたくて、やってきたのは中札内村でございます。どーも最近新しい場所を探す気力もなく、音更町と中札内村を往復しているだけのような気もしないではありません。いや、実は本日、ちょいと遠くまで行ってみようと考えてはいたのですが、お誕生日を目前にして、事故ってしまいまして…あ、身体はこの通 りピンピンしてますんで、ご心配には及びませんが…で、足をもがれたFieldは今レンタなんですねぇ。慣れないレンタで遠乗りも何でございましょ?それで、お手軽コースを選択した訳であります。
 いつもの林道は、相変わらずゲートが閉まったまま。まあ、無理に入れば、入れ無くもないのですが、時々監視しているN君に見つかると怒られますんでね。無理はしないで、お隣の林道を覗いたんですが、イマイチお天気もパッとせず。蝶の数もあまり出てませんでしたね。
 林道に入って間もなく、バサバサと大きな羽音がしましたんで、音の方向をじっと見ていると、結構な大きさの地味な鳥が木の枝に止まった様子です。ゆっくりと近づいてみたら、何とエゾライチョウでした。6月に埼玉 から見えたT氏がついに撮れず終いでとっても残念だったのですが、何と、こんな所でお目にかかってしまいました。もっと高山にしか居ないものと思っていたのに驚きです!

 

ミドリヒョウモン(2005.9.3 中札内村

 さて、肝心の蝶ですが、昨年の9月4日にここを訪れた時には、まあ気温も高かったのですが、タテハ類がワンサカ居まして、しかもアカマダラ3化、更に何とシロオビヒメヒカゲの2化、そして特筆すべきはアサギマダラまで撮影するという、快挙を成し遂げた訳ですが、どーも今日はいけません。
 もちろん、アサギマダラやシロオビヒメヒカゲの姿はなく、アカマダラも居ません。居たのはボロボロのサカハチ・スジグロシロ・ミドリヒョウモン・オオウラギンスジヒョウモン…さて困ったぞ!とりあえず、ミドリヒョウモンの暗色型でも…と的を絞って撮影。

 ミドリヒョウモンを追いかけているうちに、メスグロヒョウモンの発見が遅れてしまい、すぐ足元から♀が飛び出しました。このメスグロヒョウモンってやつは、一度逃げても戻っては来ます。どこかちょいと高い場所から、様子を伺って、私が気を抜いた頃にまた戻ってくるのですが、近づこうとするとまた逃げます。また後でチャンスはあるだろうと、更に林道を奥へと進みました。

 

クロミスジシロエダシャク(2005.9.3 中札内村))

 しかし、何もめぼしいものは現れません。ボロボロになったベニヒカゲと、こちらは新鮮なエルタテハは出てきましたが、どーも元気が出ない!そんな時に発見したのが、この蛾です。ちょっとオシャレなデザインなので撮ってみました。
 シジミよりちょっと大きなサイズで、後翅の、シジミなら尾状突起のあるあたりにオレンジの斑紋。前翅のゼブラ模様もなかなか良いセンスしています。私の手許の図鑑によれば、クロミスジシロエダシャクかと思いますが、個体数は多くないとのこと。こうして見ると蛾も悪くないなと思わせる個体でした。

 

ウラギンヒョウモン(2005.9.3 中札内村))

 なかなかデートしたくなるお相手も見つからず、諦めて戻ることにしました。もちろん先程のメスグロヒョウモンが居た場所では、きっと戻って来てるぞと目を懲らしたのですが、私がそれを発見する前に、私の方が先に発見されてしまい。結局フラれてしまいました。今日、唯一デート希望のお相手だったのに!!
 帰途、レンタを走らせていて、道端の花に止まっている蝶が、どうも気になって車を止めました。どうやらウラギンヒョウモンなのですが、部分的に地色の茶色が白化しているのです。しかも左右対称に白化しているので、これは後天的に鱗粉がはげ落ちたというものではなく。先天的な異常のような気がします。帰る間際に面 白い個体に会えたので、少し満足出来ましたが、考えてみたらこの個体、ネットインさせておくべきだったかなぁと、後になって逆に悔やまれる出来事になってしまいました。あー調子悪〜い!!


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