昨夜の新宿では大いに盛り上がった。昼間の7名に私の弟と札幌のK氏が参加してくれて総勢9名の宴会となったが、土曜日とあってどこの居酒屋も混んでいた。ようやく入ることが出来ても“2時間で…”と制限される。その都度P氏が会場を速やかに確保してくれた。ありがとう!
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ムラサキシジミ(2005.8.28 千葉県某所)
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朝6時少し前に目覚めた。あれ?昨日と同じ書き出し(笑)疲れとアルコールが若干残ってはいたが、この期に及んでそんなことは言ってられない。洋服を着て身支度をしているところへ、鶴ヶ島のS氏から携帯が入る。あら?もう着いたの?早いねー。慌ててロビーへ下りると、既に札幌のK氏も待っていてくれた。ところで何故札幌の方が新宿に現れるのか?実は、彼は出張で私と同様に金曜から東京に来ていたのだが、土曜はお仕事で撮影会には参加できなかったのだ。
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ん?これは何?(2005.8.27 千葉県某所) |
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ところで、実際に私とS氏が出会った場所には大きなダムが完成し、既に水没していた。今日のターゲット、ルーミスシジミのポイントは更に奥なのでさして支障はないのだが、やはり思い出の地の変貌ぶりには力が抜ける。しかも、やたらとゴミを捨てに来る輩が多いらしく、道は途中で通
行止めになっていた。歩いても1時間程度で目的の場所に着くだろうと3人で歩き出す。後で沢の中を歩き回ることになるので3人とも長靴スタイルだ。
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ルーミスシジミ(2005.8.28 千葉県某所) |
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樹上をチラチラと飛んでは止まるルーミスを、S氏が何とか目で見える低い位
置へと長竿で誘導を試みるが、なかなかルーミスには思いが伝わらない。それでも数頭は視認出来る位
置へ止まってはくれたが、それでも距離があり過ぎる。ただ1度だけ、カメラから数十cmの距離に止まってくれたのが居た。しかし、今度は私のカメラが言うことを聞いてくれなかった。理由は解らないが、そんな時に限って合焦してくれなかったのだ。焦らずに、K氏に撮影チャンスを譲るのだったと気付いても後の祭りであった。
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ナンバンギセル(2005.8.28 千葉県某所)
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帰途、橋の付近で見慣れぬ植物を発見した。“あ、これススキに寄生してるんだよね”とS氏。彼も結構博学というか雑学の持ち主なのだ。葉緑素を持たず、ススキ・サトウキビ等に寄生するハマウツボ科の植物で、万葉集に「道の辺の 尾花がもとの思い草 今さらになど ものか思はむ」と詠われている“思い草”がナンバンギセルの事なのだそうだが、万葉の時代からこの植物がススキに寄生していることを歌人達が知っていた事実におどろかされる。 |
うみほたる(2005.8.28 ????)
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お昼を少し過ぎてしまった。私の帰りの飛行機は5時45分、K氏の飛行機は6時で、あまりのんびりとはしていられない。しかし、S氏は、せっかくだから何か土地のものを食べていって欲しいと、あれこれ思案してくれている様子。“良いよ、良いよ時間もないし、何ならコンビニ弁当を車の中で頬張りながらでも良いから”と私。でもそれではS氏の気が納まらないらしい。“じゃ、蕎麦でも…”と私が言うと、あまりにタイミング良く蕎麦屋があった。
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イチモンジセセリ(2005.8.28 ??うみほたる上)
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関東での蝶の撮影は全て終了したと思っていたのに、まだチャンスは有った。何と東京湾上に浮かぶ“うみほたる”のフラワーポットにコイツがいた。さすが飛翔力の強いイチモンジセセリ!ところがそれだけではなかった。ヤマトシジミがたくさん居たのだ。“どういうこと?”と私。しばし、花壇を見つめていたS氏が“これだ!”と指さした先には、僅かな雑草とともにカタバミがあった。確かに小さなヤマトシジミだから、ホンの少しのカタバミでもあれば生き延びられるのかも知れない。
感 謝! |
※Field Note読者のkさんが、うみほたるの住所を調べてくれました。
「千葉県木更津市中島地先 海ほたる」だそうです。
千葉寄りかな?とは思ってましたが、やはりそうでした。
わざわざ問い合わせをして結果をお知らせ頂いたkさん、どうもありがとう!