カモメ(2003.03.23 パシクル)

 年度末の山積していた仕事もようやくケリが付いて、今日は大手を振ってのお出かけと相成った。天気予報では、今日の道東地方、何とプラス2桁の気温になるとか…何だか期待が持てそうだぞ!
 皆さんもご存知のように、私は夏になると蝶と植物の写 真をメインに撮っているが、北海道の冬は被写体が少なく、つまらない思いをしていた。しかし、今年はデジカメ用のテレコンバージョン・レンズを手にいれたものだから、今まで諦めていた鳥の写 真を狙っている。一昨日も、カメラをぶら下げ鳥見に出掛けた。大好きなシマエナガを狙ったが、皆さんにお見せできるような写 真は撮ることが出来なかった。小鳥がダメなら…んじゃ大鳥だ!との短絡的発想で、今日は日本最大級の鳥を狙うことにした。それって、何?へへへ、今に解るさ!
 …ということで、私は愛車カリブを東に向けて走らせた。とりあえず、休憩したパシクル(馬主来)の海岸で目にしたのはカモメ。何故か1羽だけぽちっと淋しそうにしていた。

 

アオサギ(2003.03.23 阿寒町)

 ようやく、目指す阿寒町に着いた。面倒だから白状すると、日本最大級の鳥とは、シマフクロウでも、オオワシでもなくタンチョウのことなのだ。ご存知のように、阿寒町近辺では、タンチョウの餌付けをしている場所があちこちにある。
 ところが、真っ先に私の眼に飛び込んできたのは、アオサギだった。いつもは遠くの水辺で、杭のように立ち尽くし、じっと水中を伺っている姿を目にするのだが、こんなに近くで撮影させてくれるとは、思いも寄らなかった。
 どうやら、タンチョウの餌付け用の餌を目当てにやって来たようで、臆することなくカメラに納まってくれた。へー、アオサギってこんな姿だったのだと、改めて感心しながらシャッターを切らせてもらった。

 

タンチョウ(2003.03.23 阿寒町タンチョウ観察センター)

 確実にタンチョウの姿を見ることが出来る場所として、観察センターを10年振りに訪れた。すっかり周囲が様変わりして、迷ったあげくにようやくたどり着いたが、数だけは、相変わらず沢山来ている。
 私が到着して間もなく、頭上を3羽のタンチョウが飛んだ。うひょー!カッチョ良い!!しかし、デジカメにスイッチを入れ、ピン合わせをする前に飛び去ってしまったではないか!むっちゃ悔しい!!

 

タンチョウ(2003.03.23 阿寒町)

 その後、タンチョウの飛翔写真を数枚撮ったが、いずれも満足できる代物ではなかった。つくづく、千載一遇のチャンスを逃したと悔やむことしきり。いずれ、腰を据えて、また撮りに来なくてはいけない!
 でも、まあ10年振りにひょっこり来た割には、タンチョウの色々な写 真が撮れて、概ね満足!

 

タンチョウ(2003.03.23 阿寒町)

 この写真もちょっと良いでしょ!テレマーク姿勢!飛型点9.90みたいな感じじゃないですか。後ろからだったので、頭頂部の赤い色もはっきり見えて、とってもGood !
 タンチョウは、間もなく湿原に戻り子育てのシーズンを迎えます。また、来年も撮りに来ようかナァ。夕陽をバックにした飛翔写 真。いつかはモノにしまっせー!!

 

夕焼け(2003.03.23 浦幌町)

 結局50枚程シャッターを切って、帰途に付いた。十勝に戻って浦幌で日没!慌てて十勝川に向けて車を走らせるが、ご覧の通 り。
 え?何のことかって?いや、このシーンにガン・カモの類が連なって飛んでいたら、絵になるだろうと思ったのですが、そう思惑通 りににはいかなかったって事ですよ。ハイ!

 

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