今年の出来事(自宅・浦幌町)

何故かトラフシジミ(2023.02.06〜02.27 自宅)

 2月6日、出社すると電話が…「私の部屋で蝶が飛んでいます。お届けしますので、飼ってくれませんか?」と女性の声。な、何だそれ???詳しくお話を聞くと、中士幌在住で、本当に今、部屋の中に綺麗な蝶が居るという。でも、どうして私に電話をしたの?すると「十勝毎日新聞社に電話して、蝶に詳しい人を教えて下さいと聞いた結果 、貴方を紹介されました」とのことです。
 40〜50分後、バケツを手にした女性が現れました。ビニル袋で蓋をしています。中には何とトラフシジミか!「綺麗な蝶なので殺す事は出来ません。どうか飼って下さい。」いやー、協力はしますけれど、この蝶って6月の蝶ですよ。どうして今成虫になったのか不思議!
 その後自宅に持ち帰り、虫かごの中へ。餌は蜂蜜を薄〜く水に溶かして、脱脂綿に染み込ませました。最初用心深そうにしていましたが、翌日からはスポイトで脱脂綿に水滴を落とすと直ぐに吸うようになりました。学習能力有るの?しかし、幼虫の飼育はした事がありましたが、成虫の飼育は初めてです。何とか3週間生きてくれたので、まあまあかなぁ。

 

ミヤマカケス・ヒシクイ(2023.03.12 浦幌町)

 2月から3月初旬まで、蝶多忙でしたが、漸く落ち着いてきましたので、渡り鳥の様子を見に行こうと思いました。ちょっと早い気もしましたが、比較的温かい日が続いたので、もう渡ってきているだろうと想像したのです。
 ポイント到着前に、ミヤマカケスを撮影することが出来ましたので、今日は運が良いと思いましたが、ポイントに着いてがっかりでした。肝心の渡り鳥の数の少なさに唖然!

 よーく見渡してみて、気付きました。畠が完全に渇しろです。そっかぁ、今年って降雪量 が多かったもんね〜。渡り鳥がここに集まるのは落ち穂拾いでしょうから、こんなに真っ白では餌にありつけないよね。

 

マガン・ヒシクイ(2023.03.19 浦幌町)

 それから1週間後の3月19日です。この1週間も2桁の気温になりそうな日が多く、おそらく雪もかなり融けたのではないかと想像してまたまた浦幌町です。いつものポイントに姿は有りませんでしたが、遠くで群飛が見られますので、それを目印に走り回りました。
 結果、多くの個体を目にすることが出来ました。先週はヒシクイでしたが、今回はマガンの方が多かったように思います。しかし、一番の期待であるハクガンの姿は有りませんでした。ん? Fieldって欲張り??

 

群飛(2023.03.19 浦幌町)

 欲張りついでにもう一つ。実は、群で飛ぶ姿をムービーで撮影したいと考えていましたが遠すぎたり、いきなりだったので撮影出来ませんでした。更に、ドローンも飛ばしたいと考えていましたが、ちょっと風が強く、それも断念!
 でも、今年は温かい春でしたので、桜の開花も、姫(ヒメギフチョウ)に逢えるのも、いつもより早いのではないかと、期待をしています。さてさて、2023年はどんな年になるのかなぁ。ちょっぴり期待しています。


  

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