残念だったS.W.(幕別町)

モンシロチョウ・モンキチョウ(2022.09.25 幕別 町)


 零細企業のオヤジにとって、お休みできるのは土日祭日だけです。北海道の住人にとって、G.W.は蝶の出始めでキチョウ…ではなく、貴重なお休み。そうして、S.W.は夏の蝶の見納め、また秋生まれのタテハが勢揃いをする大切なお休み…の筈なのに、今年のS.W.の天気予報では、全ての日に傘マークが付いていました。
 お願い!半日でも良いから…と願っていたら、S.W.の最終日に漸くお日様が顔を出してくれました。どこか近くで…ということでいつもの蝶多村へ行きましたが、チョウの姿は有りませんでした。
 仕方なく帰りの道草です。場所は浦幌町の公園です。この時期頻繁にこの公園に寄るのは意味があります。そう、北海道では冬越しが出来ないイチモンジセセリが、9月中旬から
10月に何故かここに姿を見せてくれるのです。今年も来てるかな〜。と期待を込めての寄り道です。しかも前回ここで久しぶりのカラスアゲハを見ましたのでそちらも期待してしまいます。

 

ヒメアカタテハ・クジャクチョウ(2022.09.25 幕別 町)



 公園内をぐるぐると歩き回りました。見かけたのは、モンシロチョウ・モンキチョウ・ヒメアカタテハ・クジャクチョウでした。残念ながら、カラスアゲハとイチモンジセセリは姿を見せてくれませんでした。

 

ノシメトンボ(2022.09.25 幕別町)

 そろそろ引き揚げようかと思ったときに、ノシメトンボの不思議な行動を目にしました。雄雌が連結して飛んでいました。そうして何と草藁上で産卵行動を始めたのです。え?すぐ近くに池があるのに何でこんなところで産卵するの???
 トンボのことは、あまり詳しくはありませんが、それにしてもこんなシーンを見るのは人生初です。(写 真のピンが甘く、見づらくてスミマセン)

 

10月なのに真夏日(浦幌町・幕別 町)

イカリモンガ(2022.10.01 浦幌町)

 10月1日に気温が上がりそうで、どこへ行こうか悩みました。結果浦幌に行こうと考えました。理由の一つは、今年8月12日に多くの木を被っていた蔦植物が果 たしてヤマブドウであったのかどうかの確認。更に、もしチョウが居なくても川で竿を出そうと考えていました。実は今年、どこの川も濁ってばかりで、釣りをやって居ませんでした。しかし、この1週間は雨が降って居ませんでしたの川は澄んでいると思いました。
 まず、蔦植物の確認ですが、ヤマブドウではありませんでした。もっと近くでしっかりと葉の形など確認することが必要でしたね。蝶はやはり少なく、クジャクチョウと種名は確認できませんでしたが、ヒョウモン類のボロボロ姿を見ました。
 では、釣竿を出しますか。川のながれは濁りもなく…えっ!でも水位 浅くない?Fieldは
殆どの場合ルアー釣りですが、どのポイントも浅過ぎて根掛かりばかり、こりゃヤバイ!ルアー無くしそう。やーめた。結局浦幌まで車を走らせて、撮った写 真はイカリモンガの写真だけでした。ガックリ!

 

イチモンジセセリ(2022.10.01 幕別町)


 その後あちらこちらとうろつきましたが、特筆すべきこともなく、結局またまた幕別 町です。公園内をぐるぐる歩いていると、セセリチョウらしき姿が!慌てて近づきシャッターを…と思ったとき、バッテリー切れのアラートが!慌てて車に戻りバッテリーを交換してまた公園内を歩きましたら、居ました!間違いなくイチモンジセセリです。
 でも…先ほどのセセリは、一回り大きく、もっと黒かった印象です。後翅の斑紋も確認できて居ませんでしたが。あれはいったい何だったのでしょうか?印象で言えば、トガリチャバネセセリですが、ここに居る訳無いよね。

 自宅に戻り、今日の気象状況を確認すると、帯広市の最高気温は29,7度でした。近隣町村では30度を越えていました。10月に真夏日は過去最高の気温だったようです。でも、今後は気温が一気に下がり最高気温は20度程度のようです。これで今年の蝶遊びも終わりかナァと思います。ここまでFieldが撮影した蝶の種類は58種です。十勝管内に生息する蝶は108種と思っていますので、55%しか撮れて居ません。やはりお天気悪かった年だったからなー…ショボン!


  

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