無駄な走行?(日高町〜蝶多村)

ヒメキマダラヒカゲ(2022.07.24 日勝峠)

 昨日は全道雨模様でしたが、今日は十勝で20度代後半でお天気はかなり良さそうです。さて何処へ行く?色々考えましたがこの時期に行きたい場所は日高で、狙いはツマジロウラジャノメです。日高の天気予報は曇りですが気温は25度。これは行けるであろうと、少し早目に自宅を出発。現地手前の千栄に午前9:30着。気温19度で霧雨でした。
 こりゃヤバイと、10数km離れた日高道の駅に向かい、昼食を仕入て様子を見ました。気温は少しづつ上がり、22度で霧雨は止みましたのでポイントへ戻りました。しかし、林道を進めば進むほど気温は下がり18度。雨も強くなります。うーん、諦めよう!
 日勝峠を目指しましたが、ここまでは来たという証拠が欲しくて脇道へ入ると、エゾライチョウが3羽居たので、車を停め観察していると正面 から札幌ナンバーの車が…ライチョウは直ぐに逃げ、その後ギリギリで擦れ違い峠の頂点へ行くと、ヒメキマが居ましたので、パチリ!まーこれで良いかぁ。

 

オオウラギンスジヒョウモン・ミドリヒョウモン・コヒョウモン(2022.07.24 蝶多村)




 車を走らせながら、ずっと考えていました。これからどうする?どこかへ行く?帰宅途中に通 過するのは清水町と芽室町ですが、この時期に何処か良いポイントは有ったっけ?片道100km、往復200km以上走行して、手ぶらで帰る事だけは避けたいと考えた結果 、決めたのは蝶多村でした。1ヵ月半行ってませんしね。
 到着は午後1時。オカトラノオやホザキシモツケがほぼ満開でかなりの種類の蝶の姿が見えます。先ずは、ヒョウモン類から。ミドリヒョウモンは既に今年撮影済みですが、オオウラギンスジとコヒョウモンは今年未撮影でしたので、気分が少し上向きました。

 

ジャノメチョウ(2022.07.24 蝶多村)


 ジャノメ類は、一番多かったのがジャノメチョウでしたが、時折クロヒカゲの姿も見ました。悔しかったのがオオヒカゲで2度ほど飛翔シーンを目撃しましたが撮影には至りませんでした。

 

コチャバネセセリ・オオチャバネセセリ・スジグロシロチョウ(2022.07.24 蝶多村)


 オカトラノオにはセセリ類が多く吸蜜をしていました。今年未だ撮影していないセセリは居ないかと丁寧に撮影を続けましたが、特に珍しいセセリ類は居ませんでした。
 ところが、トラノオに夢中になっているときに、スジグロシロがトラノオに止まってくれました。おっ!良いんじゃなないこの絵!そう思って撮った写 真ですが、スジグロシロの写真の中ではトップクラスの1枚ですね。

 

カラスシジミ(2022.07.24 蝶多村)


 カラスシジミも多く、沢山見ることが出来ました。この蝶って、翅裏がちょっと見ミドリシジミ類に似ていて、何だかワクワクしますよね。

 

イチモンジチョウ・エルタテハ(2022.07.24 蝶多村)



 イチモンジチョウも何だか嬉しい種です。フタスジ・コミスジはいくらでも居ますが、最近イチモンジはあまり見る機会が少ないように感じていました。更にエルタテハです。越冬態はよく見ますが、生まれたてのエルタテハの翅の色の濃さには圧倒されます。
 自宅から往復200km以上の無駄と思われる日高への走行。それにかかる時間とガソリン代。自宅から往復40km未満の蝶多村。うーん、判断ミスをしたFieldが悪い?でも、悔しいな〜!何とか年内に仇を打ちたい!


  

←戻る      2022年版目次へ      次へ