半月ぶりの蝶遊び(中札内村編2)

ミヤマカラスアゲハの吸水(2022.07.18 中札内村)


 ポイントを変えてみたら、岩壁のあちらこちらから水が滲みだし滴り落ちていました。昨日までの雨が相当降った事が想像できます。その岩壁には、沢山のミヤマカラスアゲハが吸水していました。
 この岩壁には5月頃、カワラナデシコやキリンソウが咲き、ミヤマカラスアゲハやキアゲハが吸蜜しているのですが、今ここで吸水しているのはミヤマカラスアゲハだけで、キアゲハの姿は有りませんでした。どうして?キアゲハだって吸水するよね。不思議!

 

タテハ類の吸水(2022.07.18 中札内村)


 岩壁の下では、幾種類かの蝶が吸水する姿がありました。先ずはウラギンスジヒョウモンです。久しぶりに出会えた気がします。前翅の先が丸くて、黒ずんではいないので、オオウラギンスジでは無いようです。
 次はコムラサキです。実は先ほどのポイントでちらりと見たのですが、写 真にはなりませんでした。今度は絶対撮るぞと、少し力の入った写真です。

 

スジグロシロチョウの吸水(2022.07.18 中札内村)

 数年前熊と出会った場所です。そこで不思議なシーンを発見!木に白い物が…。近づいてみたら、スジグロシロチョウでした。えっ!木の汁を吸ってるの?不思議に思いましたが、よーく考えてみたら、木は倒木で朽ちています。そこに近くの増水した川から水を吸い込んだところへ、スジグロシロチョウが吸水に集まったということでしょう。
 ここまで、全ての蝶は吸水しているシーンばかりで、何だか面 白くないなぁと感じています。極端に暑いから仕方ないかなー。そろそろここら辺りから引き返すか。

 

ジョウザンシジミ(2022.07.18 中札内村)


 引き返す途中で、シジミチョウが飛びました。あんた誰?そっと近づくとジョウザンシジミじゃありませんか!えっ、もう2化目が発生してるの?さすがに生まれたてのようで、翅は綺麗でしたね。
 ここまでは全て吸水シーンばかりでしたので、漸く違うシーンが撮れ、しかも生まれたてのジョウザンシジミの姿を見て、少し気分が上がりました。

 

ヒョウモンチョウ類(2022.07.18 中札内村)


 イケマの花が大量 に咲いている場所にヒョウモンチョウが飛んで来ました。メスグロヒョウモンの雄でしたが、今日雌の姿を見ることはありませんでした。ちょっぴり残念!
 ムラサキツメクサにギンボシヒョウモンが止まりました。立て続けに2種類の蝶が花に止まるシーンを見ることが出来て嬉しかったなぁ。やはり、蝶と花一緒に写 ってるのが良いよね〜。ところで、ムラサキツメクサとFieldは書きましたが、意外と多くの人がアカツメクサと言っていることに最近気付きました。正式な和名はムラサキ…の方だよね。

 
この3連休、実は小樽方面を狙っていました。ところが初日は、お天気が悪い上に、用事が出来てしまい。2日目は、土砂降り。そうして本日3日目はお天気も良く、気温も急上昇で、楽しく過ごすことが出来ました。今年初撮影種も、今日一日で9種類増えて合計45種類となりました。実は今年、北海道から離れずに、幾種類の蝶と出会えるかをカウントしています。北海道に生息する蝶は110種程度ですので、その内7〜8割撮影できれば良いかなぁと思っていますが、さて結果 は?


  

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