半月ぶりの蝶遊び(更別村編)

トンボエダシャク(2022.07.18 更別村)

 今年の6月、20度を越える日が少なく、イライラしていたが、7月になった途端に30度越えが3日続いた。ところがその後のお天気には、曇りマークと、傘マークだらけで、日勝時間が例年の18%しか無く、正に蝦夷梅雨状態。Fieldとしては特に楽しみにしていた3連休も初日、2日目も雨降り。ところが3日目は30度越えの予報が出た。何なんでしょうね?このギャップの大きさは…え?はい、Fieldの性格と一緒ですがね。
 さて、何処へ行きましょう?なかなか思った通 りに出掛けられず、行きたい場所・狙いたい蝶が山積しています。悩んだ結果 、今年の5月にヒメギフでご一緒いただいたH先生からのメールで、更別 でほぼ絶滅していたイシダシジミが復活しているという情報を頂いていたので、そこを調査したいと思いました。
 現地到着時の外気温は28度。これはイケルゾ!走行中、セリ科の花に何かが群れているのを見つけた。思わず車を止めて撮影すると、どうやらトンボエダシャクのようでした。花は、やはりエゾニュウかな。

 

コキマダラセセリ(2022.07.18 更別村)


 車でトロトロ走り回りましたが、なかなか目指す蝶には出会えません。そうだ!蝶を探すのではなく、マメ科の植物が群生している場所を見つけて、そこで粘ろうと心に決めました。
 走り回ってようやく小さいながら群生地を見つけました。よし、ここで粘るぞ!!そこに沢山居たのがコキマダラセセリでした。砂利道の脇に側溝があり、その向こうでしたので、なかなか撮るのが難しくはありましたが、フキの葉の上に、雄・雌が止まっているシーンはちょっと良い気分でしたね。

 

イシダシジミ(アサマシジミ)(2022.07.18 更別 村)


 セセリばかりを狙っていると、時々ブルー系の小さな蝶が飛ぶ姿を見ることがありました。お願い!近くに止まってよ!そう念じていたら、すぐ足元に止まってくれる個体が居ました。でも、これってヒメシジミじゃないの?
 そう思いながらも、可能な限りシャッターを切り続けた結果、確かにヒメシジミも居ましたが、どうやらイシダシジミ(アサマシジミ北海道亜種)のようです。やった!目的達成!

 

コヒョウモン・クジャクチョウ・ジャノメチョウ(2022.07.18 更別 村)



 その後もマメ科の花が咲く場所を探しましたが、あまり見つけることが出来ませんでした。それでも小型のヒョウモンを見つけて撮ることが出来ました。久々のコヒョウモンです。
 次に見つけたのはクジャクチョウです。珍しくはありませんが、越冬態以外のクジャクチョウはあまり撮っていませんでしたので、少し嬉しかったかな。それにしてもクジャクの生命力の強さに驚かされます。少なくても10ヶ月は生きていると思われます。

 またジャノメチョウも見ることが出来ましたが、例年より少し早いかナァという印象です。

 

コエゾゼミ(2022.07.18 更別村)

 更にうろついていたら、コエゾゼミを発見!うわー!何年ぶりだろう?鳴き声は毎年聞きますが、姿を見るのは本当に久しぶりです。
 
実は、Fieldはかつてイシダシジミをこの更別 で採集しています。あれはここでは無かったハズですが、でも、今居る場所からその場所へのルートが分かりません。今日は諦めますが、来年その場所へ生息確認に行きたいと思います。
 更別のコンビニでパンを買い、食べながら次の場所を目指したいと思います。ここから10数kmのピヨタンの滝です。何が居るかな〜。

続く…


  

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