ぶらりナウマン国道(幕別町)

ナウマン象発掘現場(2021.09.12 幕別町忠類)


 3連休の3日目です。もう蝶はそろそろ終わりかなと思っていたので、何処で何を狙うか…考えていませんでした。でも、この晴れた空を見ると、家でゴロゴロする気にはなれません。季節的にはコスモスが満開の時期ですから、コスモスを町の花としている大樹町方面 へ行ってみようという気持ちになりました。
 ところが、何故か大樹町に着く前に、ふらりと道を曲がってしまいました。そこで見つけたのは、ナウマン象発掘現場の碑でした。でも初めて来たわけではありません。過去に一度だけ来た記憶があります。それが何時だったかも覚えていない程昔のことで、こんなに立派な碑があったっけ?という状態でした。

 

タンチョウ鶴(2021.09.12 幕別 町忠類)

 更に先へ進むと、タンチョウが落ち穂広いをしていました。しかも5ペアで、十勝地方でもタンチョウが増えているのかなぁと嬉しく思いました。

 

マツムシソウ(2021.09.12 幕別 町忠類)

 海岸線と平行に車を走らせていたら、ヒョウモンチョウを発見。車を停めカメラを向けてみたら、あれ?この紫色の花は何?!でもどこかで見たことが有るような気がします。思い出しました。夏に函館へ行ったときに、地元の漁師さんが“ここに珍しい花が咲いている”と教えてくれたマツムシソウを思い出し、写 真を比べてみたら、間違いなさそうです。
 へー十勝地方にも有ったんだ!…ということは、海岸に咲く花なのね。でも、あれから2ヶ月くらい経ってます。開花期間がそれほど長いとも思えませんので、函館より北東にある十勝地方での開花はかなり遅いということななのでしょうか?

 

海岸の眺め(2021.09.20 生花苗沼…オイカマナイトウ)

 この辺りには海に沿っていくつかの沼があります。その一つが生花苗という沼です。海の手前に見えるのがその一部です。ここから直ぐ近くに晩成という地名があります。十勝地方は、晩成社という組織が開拓したとされています。おそらく何らかの因縁有る地なんでしょう。
 そういえば晩成社の代表者依田勉三氏の子孫が静岡に在住で、何故かFieldと知り合いになりました。記念に贈ってくれたのがイルカの肉でした。お礼にシカ肉を贈ったことを思い出しました。あの人は今どうされているのかなぁ。

 

秋の空(2021.09.20 幕別町)

 ナウマン国道という道路を走り自宅方面へ向かいました。道路は沿いには大樹町・幕別 町・浦幌町・豊頃町、そうしてまた幕別町です。幕別町が2度出てくるのは、町村合併があり、隔離している忠類村が幕別 町に吸収されたからです。
 写真は十勝で一番大きな川、十勝川上空の眺めですが、はやり秋だなぁと感じました。

 

幕別町の公園スマイルパーク(2021.09.20 幕別 町)


 毎年10月にイチモンジセセリを見に行く公園です。ご存知の方も多いと思いますが、イチモンジセセリは房総半島を拠点として、数度の世代を重ね、生息範囲を広げながら北海道に渡って来るのですが、Fieldの知る限り、このスマイルパークが最北端・最東端だと思っています。毎年出会えるわけではなく、季候の良かった年にだけ出会うことが出来るのです。
 今年は未だ早いよなぁと思いながらも確認しましたが未だの様です。例年見かけるのは10月ですからね。花畑にはモンキチョウとスジグロシロチョウがい沢山いましたが、比較的綺麗なアカシジミが少しだけ居ました。シロチョウ科に人気なのはラベンダーですが、ベニシジミが止まるのはタンポポだけでした。

 公園にはナウマン象の像?があります。いつの間にか小象も増えています。しかし、Fieldにはどうも納得が出来ません。子どもの頃からナウマン象は忠類と思っていますから、町村合併したからとはいえ、幕別 にナウマン象がいる事に強い抵抗感を覚えます。ふらりふらりと行き当たりばったりのドライブでしたが、天気も良く気持ちの良い一日でした。(蝶に期待した方…ごめんね)


  

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