蝶シーズン終盤(中札内)

ツバメシジミ・ルリシジミ(2021.09.19 中札内)


 シルバーウイークです。初日9/18は雨で、外出したのは少しばかりのお買い物をしただけ。でも、今日はもしかして夏日になるかも?向かった先は中札内です。9/5にアサギマダラ3頭を見ましたが、あれが本州行き最終便だったと思っていますが、狙っていたのはタテハ類です。アカタテハ、ヒメアカタテハに会いたい。欲を言えばキベリタテハやルリタテハにも会いたいと思ったからです。
 いつもの駐車ポイントでは魚釣りの方々の車が…。地元ナンバー1台、札幌ナンバー2台でした。仕度を整えいざ!と思ったら、今度は釧路ナンバーの車が来て、道を尋ねられました。この場所、最近では地元ナンバーより他の支庁のナンバーの車がやたら増えているように思います。
 ようやく出陣です。先ず目に着いたのがシジミチョウです。もしかしてジョウザンシジミの夏型の生き残りかもと思いシャッターを切りましたが、ツバメとルリでした。今年、ここでのジョウザン2化見てないよな〜。

 

クジャクチョウ・シータテハ(2021.09.19 中札内)

 目指すタテハですが、シータテハはやたら居ました。路上にもあちらこちらにポツン、ポツンと止まっている個体も…。でも集団吸水ではない様子です。昨日が雨降りでしたので、路上は濡れていますので、やはり吸水ではあると思うのですが、個別 の行動のようです。
 他に写真を撮らせてくれたのはクジャクチョウくらいです。目撃できたのは、エルタテハとキベリタテハでした。うーん、キベリ撮りたかったなぁ!

 

ウラギンスジヒョウモン(2021.09.19 中札内)

 ヒョウモン類はいつものようにミドリヒョウモンが多く、カメラを向ける気にはなれませんでした。多く居て飽きたという理由もありますが、悲しいくらい翅が振り切れた個体ばかりでした。
 そんな中で、比較的綺麗なウラギンスジヒョウモンを撮影しました。確かに翅が擦れていなくて比較的綺麗なこともありましたが、行動が不思議だったからです。吸蜜するのではなく、地面 に止まり数秒でふわりと飛び、また地面に止まるという行動を繰り返していました。
 何枚か撮影していると、腹部を曲げて産卵している様子の個体が居ました。普通 、蝶の産卵は、食草の葉裏などにしますが、この蝶の食草ってスミレ類ですよね。でも、岩に着いたコケ等にも産卵しているようで、何だか不思議?!

 

ジョウザンミドリシジミ(2021.09.19 中札内)

 ジョウザンシジミの♀と思われる個体を発見しました。確かにここにはジョウザンシジミが居ますが、今はもう9月中旬を過ぎています。2ヶ月以上頑張っているの?来年の夏にはもっと頻繁に通 って、新鮮な個体の写真を撮りたいなぁ。

 

テントウムシ祭(2021.09.19 中札内)

 林道を歩いていて、先ほどから気になっていたのがテントウムシです。腕やら首にもやたらテントウムシが止まるのです。真夏ならアブでしょうから、パチンと叩くところですが、テントウムシにはそれが出来ません。
 あちこちの崖の岩にはテントウムシ集落が出来ています。目にした個体は数千を越えていると思います。でも、何でこんなに沢山集結しているのでしょう?生態も判らないので不思議ですし、テントウムシって一体何種類居るのでしょうね?もっともっと勉強しなければいけませんね。

 北海道の蝶シーズンもいよいよ終盤です。後はイチモンジセセリが来ているかどうかの確認くらいでしょうか。少し淋しい気分でしぃね。


  

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