アサギマダラ探し(えりも編)

親子岩(2021.09.12 様似町)

 朝6時起床。既に止んではいたが、明け方は結構な雨が降ったようで、カーサイドを付けずに正解であったようだ。お天気は曇り空で、気温は18℃でした。今日の目的地はえりも町〜広尾町です。Fieldの勝手な推測では、日高山脈を挟んで東西で生まれたアサギマダラが、徐々に南下して、襟裳岬近辺で合流しているのではないかと考えています。
 理由は、かつてこのField Noteに頻繁に登場していたSENSEが、そのエリアで20頭を越える数のアサギマダラを目撃した過去があるからです。興味があるのはその後で、岬から更に南下して本州に渡っているかどうかを、いつか確認したいと思っています。
 ところで、その前に寄りたいお店がありました。様似町には、Fieldの好きな灯台ツブのお弁当があると、某雑誌で知りました。そのお店の名前は覚えていませんでしたが、ネットで検索して、道路沿いにあるお店に寄るつもりでした。様似に着くと直ぐに奇岩を見つけて撮影。へー太平洋側の海岸にもこんな景色が有ったのね。

 

つぶめし(2021.09.11 様似町)

 ナビで探して、たどり着いたのがマルサン工藤商店というお店でした。カウンター付近に、あれ?見たことのあるオジサンだなーという顔がありました。帰宅後確認したら、その某雑誌にそのオジサンの顔が写 っていました。あーここの事だったんだぁ!
 店内には海産物が並び、本当にお弁当なんか扱っているの?…と思いましたが、カウンターの脇にお弁当コーナーがあり3つだけ並んでいました。しかも包装紙には先ほど見たばかりの親子岩のシルエットが…ビックリ!

 海産物たっぷりの炊き込みご飯が650円で、コスパも良く、味も良かったです。また、通 りかかったら買おうかなぁ。

 

日高山脈南端にて(2021.09.12 えりも町)

 日高山脈南端に到着しました。ここからは太平洋も見えます。ところで、ここに来るまでの林道が全て舗装されていました。おかしいなぁ?昨年来たときには半分以上が砂利道だったような気がします。そうして樹木が伐採された跡をかなりの場所で目にしました。この切った樹木を運ぶために予め舗装されていたのかも知れません。
 そう言えば昨年にここに来たときには、台風で樹木が倒れ、林道もかなり荒れていたことを思い出しました。過去にアサギマダラを見た場所も、イチモンジセセリを見た場所も、伐採された樹木のゴミ捨て場状態でした。

 

キンギョソウ・セイタカアワダチソウ(2021.09.12 えりも町)

 林道を最徐行で走行して思ったことはキンギョソウ?の多さです。蝶の吸蜜にはあまり適していないようなので、今まで気にしていなかったのかも知れませんが、今回はやたら多くて気になりました。
 次に思ったのは、ウラギンスジヒョウモンを撮影したときに、止まっていた植物です。昨年まではオオアワダチソウだと思い込んでいました。草丈も1mくらいで気にもしていませんでしたが、今回、これはセイダカアワモリソウだと気付きました。それにしても咲いている花の多さに驚きです。このエリアで、これほど多くの黄色い花を見た記憶がありません。

 

ベニシジミ・モンキチョウ(2021.09.12 えりも町)


 目指すアサギマダラの姿を見ることもなく、お天気も晴れと曇りが目まぐるしく変化しています。更に時折突風も吹いていました。それでも最徐行の走行を続けました。ベニシジミは比較的に好きな蝶ですが、今年はあまり見ていないと感じていましたので撮影しました。
 モンキチョウも何だか例年より少ない気がします。撮影して歩き始めると、地上で黄色い翅を時折開いたり閉じたりする姿を発見して、近づくと雄のモンキチョウが翅を開いたり閉じたりしていて、近くで雌が翅を閉じたままじっとしているシーンを目撃しました。

 ところで肝心のアサギマダラと出会える確立は低いと判断して、先週3頭を目撃した中札内村をもう一度目指そうと思い立って走りました。どんどん天候は良くなり、外気温系が23℃になり、これは少し期待できると思いましたが、ポイントに到着した途端に雨が降り出してしまいました
。悔しさは倍増しましたが、今回はこれで終了!トホホ…


  

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