シータテハ（2021.09.05　中札内）

　９月を待っていました。…というのも、今年の６月13日に出会ったアサギマダラが、無事産卵して、子どもが育ったかの確認をしたかったからです。天気予報では正午頃から晴れで、気温は20℃。では、お昼頃到着で、太陽が顔を出せば直射日光の当たる場所ではもっと気温が高いだろうと予測していました。
　の〜んびり起きて…と思っていたのに何故か午前３時に目が醒めました。ヤバイ！もっと眠らなくては…TVの通 販番組を見たりして、漸くウトウトしましたが、また目が醒めてしまいました。今度はお腹が空いたようです。仕方なく朝６時に朝食を食べ、またウトウト…ん？８時かぁ…お外を見て驚きました。晴れてるじゃん！！
　慌てて準備をして出発。10時前には現地到着。半袖でも寒くありません。あちらこちらでヒョウモンのお祭りが始まっていましたので、探したのはヒョウモン以外。早速シータテハが迎えてくれました。

　かつて、ここで見かけたアサギマダラは、１頭だけタンポポに止まっていました。しかし、それ以外のアサギマダラは全てオオイタドリの花に止まっていましたので、林道両側の２ｍ程に育ったオオイタドリの花をチェックして歩き、時折見かけるタテハ類にカメラを向けながら進みます。
　あ、ヒメアカかなと思って近づくとエルタテハでした。次に、オオイチモンジ？と思って近づくとメスグロヒョウモンでした。ダメだこりゃ！目がおかしい？それとも頭の回転？いずれにしろボケですね（汗）
　カメラを三脚にセットして、ムービーでも…と思った瞬間でした。あ、アサギだ！でも、高さ10ｍ位 の高所を一直線に飛んでいました。何も出来ずにステンドグラス状の綺麗な翅に見とれていました。

　子どもの頃を思い出しました。あれは富士山の麓でした。アサギマダラを見つけて捕虫網を振りましたが空振り。するとアサギマダラは横に逃げずに上へ逃げ、ある程度の高さから横へ直線上に逃げたのです。今のアサギマダラも何かに驚いたのかなぁ。でも、方向がFieldの向かっている方向ですから、また逢えるかも…そう思って歩き続けました。
　今年の６月にアサギマダラを撮影した場所まで来ましたら、地面 に黄色い塊が…何だこれ？熊の落とし物なら真っ黒いはずですが、黄色って何？？後で気付きましたが、やはりどうやら熊の落とし物のようです。農家の畑で、デントコーンをつまみ食いしたヒグマの物でしょうね。
　昨年ヒグマ親子と出会った場所まで来ました。するとまたもや高い位 置をアサギマダラが飛んでいました。方向は先ほどと同じく、川上に向かっていました。

　更に奥の開けた場所まで来ましたら、オオアワダチソウの群生がありお祭りが始まっていました。メンバーは、各種ヒョウモン類・サカハチ・アカマダラ・スジグロシロチョウ等々。距離があったのでカメラを三脚にセットして、ムービー撮影を始めました。
　飛び交う蝶たち、バックグラウンドにはコオロギの鳴き声・キリギリスと…時折ググーという…Fieldの腹の虫が鳴いていました。ヤベ！早朝に朝飯食べたので、かなりお腹が空いていたようです。
　Uターンして林道の入口に向かったら、またまたアサギマダラが上空を飛んでいました。方向はこれまた川の上流方向、つまり日高山脈方面 です。３度も目撃して、ここで道産子アサギマダラが育ったのは間違いありませんが、証拠写 真無し！でも、何で同一方向に飛んでいったのかなぁ？しかも吸蜜の様子はなく、今日は移動日ですか？撮れた写 真はジョウザンミドリの♀でした。

雲・キノコ（2021.09.05　中札内）

　車に戻り、早速今日の昼食準備です。メニューはお好み焼き。メッチャ美味しかったのですが、次回は焼きそばも入れて広島風にしてみたいなぁ。等と考えながら、目の前には飛び交う蝶たち。空には雲が…ん？何あの雲。Fieldの目には煙草の煙を吹き出しているオッサンの横顔に見えました。筋状の細い雲がどんどん長く吹き出しています。それにしても、この環境で食事が出来ることは気持ちが良く、しかも旨い！
　一息入れて、先ほどの林道を再度歩きましたが、残念ながらアサギマダラの姿を見ることは出来ませんでした。車に戻り橋を渡って、川の反対岸を上流方向に車を走らせました。路肩にあるオオイタドリをチェックしながらの走行でしたが、アサギマダラには出会えませんでした。かつては川のこちら側でもアサギマダラを見ているのになぁ…残念！
　川のこちら側もチェック…と思ったのには理由がありました。実はFieldが好きなタマゴタケの採れる場所があったのです。しかしながら発見できず。またまた残念でした！でも、楽しかったよ！