小さなニンジン その4(木古内〜恵山)

ん?(2021.07.24 木古内)

 朝食後、海岸をうろついてみた。ん?ミスジチョウかなと近づいてみたら、胴の節に黄色い線が入っている。どうも蛾のようです。後で調べてみると、トンボエダシャクのようですね。
 次に見かけたのは、マルハナバチかなと思いましたが、どうもおかしな気がして撮影してみました。マルハナバチにも種類があって、セイヨウオオマルハナバチは肩の部分、胴の付け根の部分が黄色く胴の先端は白い。エゾオオマルハナバチは胴の先端だけが黄色く他は白いのだが、これ3ヶ所とも白いじゃん!あんた誰よ?
 実は今回の道南行きは、予めSENSEに伝えてあった。待ち合わせた場所は某サツドラの駐車場とのこと、道順を知らせてくれるだけで支店名が書いていない。ネットで調べてみたら、函館だけでもサツドラの多い事!後で聞いたら、そのサツドラは出来てから未だ間もないとのことで、カーナビ等には載っていないと思っていたらしい。大丈夫だよ、Fieldのカーナビのデータ、先月更新したばかりだから…。

 

コヒョウモン(2021.07.24 恵山)



 行く先も希望を聞かれたが、十勝で会えなくて道南なら会える種の筆頭は…SENSEじゃん。…ということでお任せしたが、彼の予定では、野生馬がどうの、話題のヒョウモンがどうの…仰りたい主旨がさっぱりワカラン!
 駐車場に着いて連絡をすると直ぐにSENSEは現れた。体重が20kg以上落ちたそうで、精悍にに見えた。彼の自宅にもお邪魔して久々に奥さんのお顔も見ることが出来た。お元気そうで何より。その後SENSEの運転で目的地へ…30分ちょいの場所でした。ん?ここって幾度かミヤマカラスシジミを撮った場所じゃん!

 車から降りて山道を歩き出すと、やたらヒョウモン類が多く飛んでいました。種類も意識せずに撮りまくりましたが、圧倒的にコヒョウモンが多かったように感じました。ところでこのキク科の黄色い花は何でしたっけ?

 

ミヤマカラスシジミ(2021.07.24 恵山)

 ミヤマカラスシジミのポイントとなるクロウメモドキのある場所の手前で、SENSEが発見してくれました。Fieldはこの山で幾度か撮影しておりますが、いつもお盆休みとか、8月に来ることが多かったので、これほど完品な個体は初めて見ました。これは期待できるぞ〜。

 

オオミドリシジミ(2021.07.24 恵山)

 更に登ると、斜面下にカシワの木が生えている場所があり、オオミドリの撮影ポイントだと聞きました。発生して日にちが経っているようで、擦れてはいましたが、久々のオオミドリで嬉しかったですね。

 

ルリシジミ・ウラギンヒョウモン(2021.07.24 恵山)


 完品なルリシジミが居ました。これもまた今年は初撮影のように思います。綺麗だね。
 手当たり次第、種名も関係なくシャッターを切っていましたが、こちらはウラギンヒョウモンのようです。後で改めてSENSEからのメールを確認すると“話題のヒメウラギンヒョウモン”となっていました。ってことは、道南のウラギンヒョウモンが別 種でヒメウラギンヒョウモンと称されているってことでしょうか?少なくてもそう主張する方々がいらっしゃるのですね。止めて欲しいなぁ、コジツケ分類。だからウラギンヒョウモン道南亜種で良いでしょう?

つづく…


  

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