ツマにふられたその3(日高町)

キバネセセリ・日勝展望台(2021.07.18 日高町)

 翌早朝、車の中で目覚めた。先ず向かったのは、かつてゴイシシジミとオオミドリシジミを撮影した場所でした。最初から言っちゃいますが、両種とも不発!そこで撮れたのは、イケマに止まるキバネセセリくらいでした。
 日勝峠に戻りました。そこは幾度と無く走行しているのに、今まで気付かなかった林道を発見しました。何となく急勾配の林道を走行していたら、終着点はここでした。何だこれ?近づいてみたら“日勝峠展望台”と書いて有ります。面 白そう!…と、塔に登ろうとしたら階段下にガードがあり登ることは無理のようです。昔々使われていたのでしょうが、今は知る人も居ない状況なのね。
 
ところで、日高に行って日勝峠に戻ったということは、帰宅ですか?いいえ違います。日高でツマジロウラジャノメにふられたリベンジを十勝で…と考えたのです。しつこいオッサンでしょう?

 

ジョウザンシジミ・アカシジミ(2021.07.18 中札内村)



 到着して林道を歩き出すと、綺麗なシジミチョウが…。何と早くも2化目のジョウザンシジミでした。いやー、綺麗!実は日高でもジョウザンシジミのポイントがあり探しましたが、1頭も見ることは出来ませんでした。もっとも、この中札内で見かけたのはこの1頭だけでしたので、気の早い奴だったのでしょう。
 ところで驚いたことが…アカシジミですが、居るわ居るわ…こんなに沢山の数を見たのは初めてかも知れません。感激!ところでアカシジミですが、Fieldが子どもの頃、懸命に種類を覚えていたとき、アカシジミは1種でしたが、近年ではキタアカシジミだのカシワアカシジミだの…いい加減にしてよ。研究者が自分の名前を残したくて、コジツケしてるだけのように感じます。アカシジミ○○亜種くらいなら判りますが、新種とする根拠は何なのか?蝶の素人Fieldには分かりません。

 

ウスイロオナガシジミ・ウラキンシジミ(2021.07.18 中札内村)


 アカシジミの多産に感動していたら、今度はオナガシジミです。このチョウも、一度の撮影で数頭撮れればラッキーってな感じでしたが、今日は幾らでも撮って良いよ…と言われた気分です。
 更に更に、今度はウラキンシジミです。これまた、居るわ居るわ!数十頭見かけまして、うーん、今日はもう良いわ。…と、生意気にもレンズを向ける事もなく素通 りなんて、例年ですと考えられない状況です。

蝶の多産はまだ続きそうなので、つづく…

 


  

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