期待は外れても(帯広市岩内)

コンロンソウ・サカハチチョウ(2021.06.06 岩内)


 次に目指したのは岩内です。時刻はまだお昼くらいで、気温はさすが十勝!暑いです!目的は、前回ツマキチョウを探しに来たとき、1雄にしか出会えませんでしたので、ちょっと欲求不満だったのです。今度こそ!そう思ってやって来ました。道端はコンロンソウが満開状態です。時折ミヤマカラスアゲハやアカマダラが吸蜜をしていました。
 天候・気温・時期、ツマキチョウにはピッタリの予感がしてきました。もっともツマキチョウが好む花は、ミツバウツギです。おそらくミツバウツギも満開じゃないかと期待が膨らみます。

 

ミヤマカラスアゲハ・ウスバシロチョウ(2021.06.06 岩内)

 ミツバウツギの咲く場所に到着しました。かなりの数の花が見えます。すると、えっ!ミヤマカラスもこの花が好きだったの?!何と何とウスバシロチョウも?!いやー少し驚きました。ミツバウツギって人気者だったのね。でも、ウスバシロチョウは嬉しかったですね。今年度初見ですし…

 

蛾・ミヤマセセリ(2021.06.06 岩内)


 100数十メートルの小径を行ったり来たりしながら、何か来ていないか?ツマキチョウは居ないかと歩き回りました。すると…ん?何?白黒で小さいけれど綺麗な鱗翅目発見!蛾だよね。帰宅後調べてみた結果 、シャクガ科のオオシロオビクロナミシャクの雄であろうと思われます。大きさは3cm位 でした。こちらさんも吸蜜するタイプの蛾なのね。
 次に見つけたのはミヤマセセリでしたが、翅は既にボロボロ状態でした。でも、ガンバレよ〜!

 

エゾスジグロシロチョウ(2021.06.06 岩内)

 一体何往復したかも数えては居ませんが、ツマキチョウには遂に出会えませんでした。仕方なく車のそばまで戻り、何気なく振り向いたとき、シロチョウがふわりと飛んでミツバウツギに止まるシーンが目につきました。もしかして!…と微かな期待を持って走りましたが、残念!スジグロでした。
 結局この2日間、目指すチョウには全て出会えませんでしたが、好天の中、十勝地方の西半分と日高地方の東半分を期待感を持ってぐるりと廻り、車中泊をし、少しだけアウトドア・クッキングも楽しむことが出来ましたので概ね満足です。さて次回は何処へいこうかなぁ?


  

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