残念でした(日高町)

日勝峠(2021.06.05)D.R.画像より

 6月4日は“虫の日”です。誰が決めたのかは知りませんし、単なるゴロ合わせなんだろうと思っていますが、昨日の6月4日は、暴風暴雨の酷い一日でした。ところで十勝地方の5月は真夏日ゼロで、3年振りのことだったようです。でも月が明けた6月…どんな月になるのでしょうかね?
 珍しく、土日ともに傘マークは付いていません。目指したのは日高山脈の向こう側の日高です。前にも書きましたが、道外に出掛けられないなら、道内で未だ行ったことのない場所。行ったことがあっても、行った時期をずらすこと。この2点が今年の方針です。日高には毎年7月中旬以降に行ってますが、6月初旬なら何が現れるのか。楽しみにお出かけしました。
 お天気は快晴で、気温も直ぐに20゜を上回りました。ワクワク!

 

道路脇の崖が…(2021.06.05 日高町)

 林道走行中、少しずつ嫌な予感がしてきました。というのは路上の岩です。結構な大きさの岩があちこちにゴロゴロしていて緊張感が漂います。でも、途中でネズミらしき姿が林道を横切ったり、エゾシカがピョンピョン跳ねながら逃げたりする姿を見て、楽しさもありました。きっとD.R.に映っているぞ〜。(実際に映っていました)
 しかし、先ほどの嫌な予感は当たっていたのです。道路右脇の崖から水が噴き出し、道路を渡って左に流れていました。水は道路の左側を浸食しているようにも見えます。若い頃なら平気で流れを渡っていたでしょうけれど、今のFieldにはそんな勇気は持ち合わせておりません。仕方なくUターンですね。でもね、岩から水が噴き出したら、道路下を流れるように土管でも埋めて欲しいよなぁ…。

 

アカマダラ・ジョウザンシジミ(2021.06.05 日高町)

 帰り道、大阪ナンバーの車が止まっていました。何で?運転席は空でしたが、この激流では釣りでもないよね。まあとにかくFieldは何でも良いから蝶の写 真を…と、超低速で運転していたら“あっ!シロベリだ(キベリタテハのヘリが白くなった越冬体のことです)”と、車を停めて探すのですが見つかりません。
 2度目のシロベリ発見の時、車をしっかりと停めて、じっくり探しましたが、またまた発見できませんでした。でも、アカマダラが居たので撮影、その途端にFieldの目の前にジョウザンシジミが止まってくれました。これは少し嬉しいかも。そう感じながらシャッターを切った時、先ほどの大阪ナンバーの車が通 過、運転手の方はニコニコ顔でした。アンタ誰?何してたの?不思議!

 

白貝(ホンビノス)(2021.06.05 富川)

  その後海岸まで行きましたが目ぼしい物は無し!まだお昼を少し過ぎただけですが、何も成す術が無く、いつものスーパールピナスへ行き、食材を幾つか購入していつもの公園へ行きました。そこで昨年秋に購入した新しいカーサイドタープを貼り、じっくりと一人で酒盛ろうと思っていたのですが、またまた予期せぬ 状態でした。
 除草作業の方々が数名うろつき、Fieldがいつも車を停めている場所には車が4台。しかも家族連ればかりで、一体何人いたのかなぁ?子供達の騒ぐ声が聞こえてきます。
 仕方なく、車の影で隠れるようにホンビノスを焼いてお昼ご飯代わりです。

 

せせらぎ公園の眺め(2021.06.06 富川)ドローン画像

 午後4時少し前に4台の車が出て行きました。5時前には除草作業の方々もお帰りになりようやくお気に入りの場所に移動して、ジンギスカン。その後お決まりのジンギスカンのタレをまぶした焼きうどんで腹を充たし、何と8時過ぎには眠ってしまいました。
 翌朝4時に目覚めたら天候も良く、風も無かったので、久々にドローンを飛ばしました。いつも車中泊している公園の様子です。公園にはあちこちに池があり噴水がありましたが、ここ数年水は抜かれ噴水もありません。どうしたのでしょう?予算の関係?それとも池で事故が有ったの?心配…
 今回日高を目指したのは、過去に日高でヒメギフが目撃されている情報が有ったからでした。時期的にはヒメギフの発生時期は過ぎていますが、日高山脈の高度の高いエリアでは6月初旬発生もあり得るだろうと言う発想でしたが、今回は目的とした場所までたどり着けず残念でした。でも、今年のツマジロウラジャノメやキベリタテハの発生時期には、また訪れたいと思います。今回は残念でしたが、 車中泊が出来てリラックス出来ましたので来て良かったと思う一日でした。


  

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