久々の傘マークの無い日曜日です。どこへ行こうか悩んだ結果 、とりあえず蝶多村を目指しました。本当は南を目指したかったのですが、傘マークが無いというだけで気温が上がりそうもありません。どちらかというと北の方が気温は上がりそうな気配ですので、まず蝶多村を覗き、成果 がなければ更に北へ…と考えました。
　現地に到着すると、外気温は20゜くらい有りそうです。先ず目に付いたのはミヤマカラスアゲハの多さです。しかし、吸蜜植物はタンポポしか無さそうです。でもまあ贅沢は言ってられませんので、吸蜜シーンを撮りまくりました。（上２枚は♂、下の写 真は♀です。）

　次に目に付いたのはツバメシジミです。最初、枯葉に止まるシーンばかりでしたが、ようやく花で吸蜜するシーンを撮ることが出来ました。花はキジムシロでした。
　やはり、蝶は花に止まるシーンが良いよね！

　あれ？この植物、何でしたっけ？そう思いながらシャッターを切ったのが上の写 真です。結局判らず、帰宅してから調べましたら、どうやらツマトリソウのようです。茎の上に花は一輪。花びらは７つに深く裂けるのが特徴のようです。うーん初めて撮ったようです。
　次の写真はオオバナノエンレイソウです。ここ蝶多村には密集して咲くオオバナノエンレイソウ畑（Fieldが勝手にそう称しているだけです）が有るのですが、その場所はどうもスカスカに咲いていました。ところが、今まで咲いていなかった場所あちらこちらに小さな群生が見られるようになっていました。
　次の写真はオオウバユリの葉です。元気に開いていましたが、夏が来て白い花を付ける頃には、葉は枯れてしまうというおかしな植物です。
　一番下の写真はチシマフウロです。この花って６月10日前後がピークと思っていましたが、結構咲いていました。週末ごとに雨なので、季節が遅れてしまっているのでは？と思っていましたが、平日はお天気が良い日もありますから、そうでも無さそうです。

　植物ついでに…蝶多村に行こうと思った理由の一つがワラビでした。本当は先週、そろそろ良いのではと思っていましたが天候不順で断念していたのです。蝶多村の丘の麓に、少しばかりのワラビを見つけて採取しながら歩きました。しかしな〜細いよなぁ〜。
　そう感じながら少しずつ摘んだのですが、それが失敗の元でした。上に登るほど太くて立派なのが有ったのです。上のワラビを見て下さい。（写 真中央より少し右）太くて立派で、フキより高さがあります。まーここまで育ってしまうと固くて食べるのは無理ですけどね。
　ところで、ここで気付いたのですが、どうも先行者が居たようです。ワラビを摘んだ跡が目につきました。先週土日は雨で昨日も雨でしたので、今朝…ということでしょう。そいうえばここまで来る間に山菜取りと思われる車が５台ありました。驚いたのは、かなり大きめの袋を持った中年の方…。何でそこまで大きい袋なの？と思ったらフキを採っていました。更に驚いたのは、その方の車のナンバープレートです。何と鳥取ナンバーでした！

　ワラビ採りを止めて丘を下っている時に樹に白い花が咲いていた。あの樹は何だっけ？ニセアカシア？カメラを向けると、花に蝶が居ることに気付いた。アカマダラじゃないですか。見落とすところでした。
　さて、どうしようかな？先ほどカーステレオのラジオから池田、足寄方面 で20゜を越えているという情報が流れました。蝶多村を出て向かおうかとも思いましたが、あと２ヶ所、蝶多村のポイントを確認していなかったのです。とりあえずそのポイントを確認してから…と思い直しました。
　最初に行ったポイントで、スジグロシロチョウを見かけました。その蝶が、もう一頭のシロチョウを追いかけ始めました。ん！あの蝶かなり小さくない？そう感じて目で追い続けた結果 、エゾヒメシロチョウであることに気付きました。考えてみたらエゾヒメシロって暫く撮影できていないぞ！そう気付いて、真剣に目で追い続け、漸くシャッターを切ることが出来ました。今日一番の成果 だと思います。

　最後のポイントに付きました。ここまでで、目撃していながら写 真の撮れていない蝶がいました。キアゲハです。ここまでで１度飛翔を確認しましたが、見た…と言うだけで、証拠が撮れていませんでした。
　それがここで実現できました。しかも２個体です。見たというだけで、写 真が撮れない辛さが解決しました。満足！
　午後２時です。では、池田〜足寄へと北進しようかと思った途端に、一気に雨が降り始めました。うーん欲張ってもしょうがないよね。まあまあ満足出来たので、今日はここまでにしましょう。お腹も空いてきましたしね。