土曜日です。土日祝に傘マークだらけでしたが、今日は久しぶりに傘マークは無く、気温も20゜位 になりそうです。いつもより少し早めに自宅を出ました。目指したのは定点観測地の中札内村。９時前到着でしたが、既に気温は19゜あり、これは少し楽しめそうだぞと期待が膨らみます。
　林道に入り少し残念に感じたのは、意外と花が咲いていなく、タンポポくらいだった事です。それでもお天気はなかなか良い感じで落ち込んではいられません。最初に出会ったのがミヤマカラスです。先日、蝶多村で目撃はしていましたが撮影は今シーズンの最初の１枚です。たとえタンポポでも、花に止まる蝶の姿は良いよね〜。
　ここで、捕虫網持参の方２人と出会いました。その後ですが、またまた捕虫網持参の方３人と出会いました。何でここが有名になってしまったのでしょうか？かつては釣り人くらいしか出会わなかった場所なんですけどね。もしかしてFieldのせい？かもね〜色々な方に紹介してしまいましたからね〜。

　この記事のタイトルを“ツマが好き！”と致しましたが、先に申し上げておきます。“妻が”ではありません。あくまでも“ツマ”です。ツマグロ・ツマジロ・ツマベニ・そうして今日、中札内に来た１番の目的は…ツマキチョウでした。
　でも、どうしてFieldは“ツマ…”が好きなんでしょうかね？Fieldは“ツマ”の付く蝶のことを“猫耳属”と勝手に命名しております。猫が好き？…確かに！おっと、そんなことを言ってる場合ではありません。猫耳発見！
　でも、ちょっと距離がありヨモギの葉の上で角度が悪いなぁ。粘っていると別 個体が現れタンポポに…慌ててカメラを向けようとしたら、スジグロシロの攻撃があり、どこかへ飛び去ってしまいました。そんなことを幾度も繰り返していて、漸く左右の猫耳が確認できる写 真が撮れました。

　少ないながら、アカマダラも数頭見ることが出来ました。春型と夏型では模様が違いますが、圧倒的に春型の方が綺麗ですよね。
　春型の方が綺麗と言えばジョウザンシジミも同様で、翅裏は大差がありませんが表翅はやはり春型の勝ちでしょう。もっとも、先ほどから数頭見かけましたが、いずれもボロボロで、この個体が一番マシでした。４月から飛んでいましたので、あれから３週間のダメージ。
　そうなんですよ。蝶って、発生時期のお天気によっては出会いが遅れ、ボロボロな個体にしか会えず、また来年…ってことも有るのです。あー早く現職をリタイヤして平日でも蝶に逢うことが出来る身になりたいな〜。

　時間が経つと、徐々に風が強くなってきました。実は場所を少し移動してドローンの練習を…と考えていたのですが風が強くて無理のようです。どうしようかなぁと考えながらハンドルを握っていたら、オオバナノエンレイソウが目につきました。へー、ここにも咲いているんだぁ！
　これを見たとき、蝶多村のオオバナノエンレイソウが群生する場所を思い出し、あそこも咲いているのかなぁ…と気になりました。よし、行って見よう！

　移動することを決断しましたが、かつて走ったことの無いルートを走行しました。すると…あれっ！エゾノウワミズザクラじゃない？思わず車を停めました。それもかなりの数の群生です。しかも、しかも２箇所で確認できました。
　判る人には判ると思いますが、エゾノウワミズザクロはリンゴシジミの食草です。昨年Fieldは、リンゴシジミに逢うことが出来ませんでした。リンゴシジミに逢いたければ、あそこへ行けば良い…という思いは続かないという気がしています。もっとも50年以上に亘り蝶を追いかけていますから、当然環境は変化して当たり前です。
　今年、リンゴシジミの発生時期に、果たしてここに発生しているかどうか確認しなければ。このご時世で今年のニンジンをぶら下げられずに困っていましたが、これもまたニンジンの一つになるかも知れません。

　コンビニでパンとおにぎりを買って、食べながらの移動で蝶多村にやってきました。驚いたのは気温。中札内村では20゜でしたが、ここの外気温は15゜風もますます強くなっていました。
　目指したのはオオバナノエンレイソウでしたが、あまりに淋しい状況でした。もっと時期が進めば見事なシーンを見ることが出来るかなぁ？それとも…
　もう一つ期待したのはチャマダラセセリでしたが、これも不発！辛うじて写 真になったのはスギタニルリシジミとミヤマセセリでした。ミヤマセセリは中札内でも見ましたが、ここでリベンジです！そんなことで土曜日は終了！明日、日曜日にはまたまた傘マークが付いています。どうなることやら…