お盆最後の外遊び(千呂露林道)

ベニヒカゲ(2020.08.14 日高町千呂露林道)

 結局その後、またまたLUCINAでお弁当を買いました。うなぎの蒲焼き握り10巻で¥680それが昨日の夕飯です。それを持って行った先は、日高道の駅でした。サイドタープが張れず、炭火も熾せないならタンポポ公園に拘る必要はないとの判断です。それより必要なのは翌日の行動に有利な場所、そう考えた結果 です。何しろ14日午後から傘マークが付いていますので、早くから動きたいとの思いです。
 夕食を泡盛を飲みながら済ませたら、あっさりと眠ってしまいました。ところが寒かったので午前1時過ぎに目覚めてしまい参りましたが、冬対応の寝袋を広げ身体を温めて何とか再爆睡。朝6時に起床。朝食はやきっぺというヤキソバを作り、食パンにそれを挟んでサンドで食べましたが、これ良いかも!その後、直ぐに目指したのは“千栄”という部落。勝手ながら永年“せんえい”という地名だと思い込んでいましたが“ちさかえ”というのが正しかったようです。
 そこから千呂露林道に入り、Fieldの好きなポイントに到着しました。右手は崖でその下に川が流れ、左手は急勾配の高い崖です。時間的に未だ早いかも…と思いましたが、あちこちに蝶の姿が見えました。上の写 真は、イタドリに集まるベニヒカゲですが、その直後黄色い花で吸蜜するベニを発見しシャッターを切りましたが少し手遅れ。でもこの花何?そう思ったらマツヨイグサではありませんか。この花で吸蜜する蝶は初めて見ました。何故か感動!

 

ベニヒカゲ(2020.08.14 千呂露林道)

 そんなことが有りましたので、ベニがどんな花に止まるのか興味を持ちました。このエリアで唯一ノコギリソウが咲いていましたので、敢えてそこで構えていたら、あっさりとベニが止まってくれて、マジ感動!
 でも、一番ベニが多く止まったのはヨツバヒヨドリでしたね。もっとも、このエリアで一番多く花を咲かせていたのがヨツバヒヨドリだったから…という事かも知れません。

 

サカハチチョウ・カラスシジミ(2020.08.14 千呂露林道)

 林道中間地点で、思いの外沢山のベニヒカゲを撮ることが出来ました。ムービーも沢山撮れましたので移動することにしました。林道最奧の地点で、ここから先は徒歩以外禁止です。ポロシリ岳を目指す登山者の方々の車が沢山止まっていますが、Fieldが目指すのはそこから左折します。もっともまた直ぐにゲートが閉ざされていますがね。
 このゲート前には車が一台だけ停まっていました。そこにFieldも車を停めて、カメラ2台持ちで徒歩です。毎年7月にツマジロウラジャノメを狙ってここに来る時には、コマドリの鳴き声が谷間に響くのですが、今日は全く聞こえません。コマドリのシーズンは終了したようです。
 この駐車スペースにはメリットがあります。樹木の影で日が当たりません。歩き回って車にたどり着き、ドアを開けたら50度以上…と言うことにはならないのですが、そこを抜けるまでは蝶の少ないエリアを歩くことになります。やがて道は左にカーブして日当たりが良くなり、様々な蝶が目に付くようになります。本日出迎えてくれたのはサカハチとカラスシジミでした。

 

サカハチチョウ・コヒョウモン(2020.08.14 千呂露林道)

 サカハチはやたら居ました。アカマダラも混じっていないかとシャッターを切りましたが、結果 、アカマダラに出会うことは有りませんでした。
 驚いたのはコヒョウモンです。今年の07/18、ここでコヒョウモンを撮影した個体はかなり擦れた印象でしたが、あれから1月程経っているのにこの個体は比較的綺麗です。何でこんなに違うの?

 

ヒメキマダラヒカゲ(2020.08.14 千呂露林道)

 Fieldが好きな蝶の一種です。サトキマダラヒカゲやヤマキマダラヒカゲにはあまり魅力を感じませんが、ヒメキマダラヒカゲには魅力を感じます。何でだろ?飛び方もふわふわとして優雅さがあるような気がします。えっ!そうじゃないだろうって…“姫”が好きなだけだろうって?!
 た確かに…いやいや、そうではなく、優雅さを感じる、もしくは小ぶりで可愛らしさを感じる種の名前に命名者が“ヒメ”を付けたのだろうと想像しています。

 

モンシロチョウ&スジグロシロチョウ・サカハチチョウ(2020.08.14 千呂露林道)

 上の写 真ですが、モンシロとかスジグロなんてどこにでも居るような気がしていましたが、もしかしてワンショットに両種が写 っている写真を撮ったのは初めてのことのように思います。
 下の写真は手遅れシャッターです。このページの最初の方にもベニヒカゲの手遅れシャッター写 真を掲載しましたが、ピンはこちらの方が数段良いようです。何を言いたいかって?いやー、こういう写 真好きなんですよね。わっ、手遅れだ!と思っても、こうして姿がきっちり写 っていると嬉しいんだよね〜。はい、変なオヤジです。

 

ミドリシジミ(2020.08.14 千呂露林道)

 特別に珍しい種ではありませんが、沢山の蝶に遊んでもらって良かったなぁと思います。しかし、昼から傘マークでしたので、そろそろ引き揚げようと思います。それでも何か居ないかなぁ…と、トロトロ運転していましたら、何かがキラリと光ったような気がして急停車。
 エンジンを切って、真剣に捜索していましたら…あっ、あれだっ!老眼で乱視なのによく見つけるよね。でも、位 置が高いなぁと思いながらもパシャリ!奥尻以来、こんな写真ばかりだね。うーん同定はムリ?と思いましたが、止まった葉っぱはハンノキだから、ミドリシジミのようです。うー表翅の写 真撮りたいよー!
 そんなことで、今年のお盆活動はこれにて終了かな?明日は1日傘マークだし、明後日はお墓参りに行かなければ…。そうそう、昨夜食べる予定で解凍してあったお肉、炭を熾すことが出来なかったので、自宅に着くなりガレージ焼き肉をやらなきゃね。安全運転で帰りま〜す。


  

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