真夏日なんてもういらない!(士幌町・浦幌町)

ベニシジミ(2020.06.13 士幌町)

  昨日6/12、勤務中に帯広市内でエゾシロチョウを2度目撃した。そこで思い出したのが、Field Noteの2015.6.6の記事エゾシロのなる木、 エゾシロチョウのあのシーンを動画で撮りたいと思い、本日は士幌町を目指した。確認のためGPS データを解析し、場所を特定し準備万端。本日の予報ではまたまた真夏日。でもまぁ、何とかなるでしょう。
 現地到着、気温28度。あの時の記事よりは1週間遅れだが、エゾシロが居ないと言う事はないと高をくくっていた。それが大きな間違い!例えあの時の1週間後であっても、エゾシロが居ないなんて考えもしなかった。結果 はいませんでした。何で?気温高過ぎ?そのポイントを中心にぐるりと半径1kmくらいのエリアを車でトロトロと走ってみたが、結果 は同様。その間に見かけたのはアカシジミくらいでした。
 まさかこれで本日のお外遊び終了?まさかね〜。本当は士幌町の後で上士幌町に向かう予定でした。それは蝶とは関係なくて、一週間前に道の駅が出来たと聞いたからです。かなり悩みましたがFieldの本文は蝶でしょ!ということで蝶多村へ行きましたが、予報通 り暑い!暑い!そうして結果、スジグロシロが少し飛んだ。ミヤマカラスの飛翔シーンを見た。エゾシロと思われる蝶が遠くを飛んだ。コミスジかフタスジが高い木の
梢に止まった。以上が走行距離130kmの結果 でした。

 

クリンソウ(2020.06.14 浦幌町)

 さて翌日です。昨日は早めに帰宅し、何をするでもなくORIONを飲み続けました。(暑い日にはビールだよね〜)…で、今日はどうするのさ?昨日のような失敗はしたくありません。もし、これだけ蝶に逢えない状況が続くのが気温のせいだとしたら、気温の低い場所まで行くべきじゃない?というのが結論で今日の予想最高気温が32度の帯広市を離れ海の近い浦幌を目指しました。そこは予想最高気温26度ですから。
 浦幌で目指したのはクリンソウ畑(勝手に命名
)。そこへ着く途中、林道の両サイドにもクリンソウが咲き乱れ、もう満開としか言いようがありません。Fieldが想像していたのは、アゲハ類(ミヤマカラス・キアゲハ・ウスバシロ)と、シロチョウ類(エゾシロチョウ)が乱舞するシーンでしたが…

 

エゾスジグロシロチョウ(2020.06.14 浦幌町)

 結局クリンソウ畑で見かけたのは、ボロボロのミヤマカラスの姿(1頭)とスジグロシロ数頭。しかもクリンソウは全くの無視で、その根元の小さな花だけに興味があるようでした。(花の名前は忘れちゃいました。どうも近年固有名詞が出てきません。どなたか良いサプリがあればお教えを〜!)
 この林道をトロトロ走行していた時に、Fieldの車より更にトロトロ走る軽を見ました。最初は道を譲って頂きましたが、時々Fieldが停車し車から降りるもので、その間に先行される…という繰り返しでした。

 この林道の脇に池があり、例年そこで子連れのカモを見ていたのですが、今年はそのカモの姿も有りません。…と思っていたら先ほどの軽がFieldの停車している脇に停め
、車から降りて話しかけてきました。どうやらご夫婦のようでお二人とも双眼鏡を手にされていました。どうもバード・ウォッチャー・ペアのご様子。“今年は居ないようですねー”Fieldのカメラを見て、バード・ウォッチャー仲間だと思われたようですが、今日、唯一和めるシーンだったようです。


エゾシロチョウ・フタスジチョウ(2020.06.14 浦幌町)

  結局、蝶は諦めようと引き返していたら、エゾシロチョウを発見。特にどうということもない、葉っぱに静止していただけのシーンですが、結構夢中でシャッターを切りました。昨日の仇討ち?続いて、フタスジチョウ発見。これもカメラに納めたところで終了。そうだ!憂さ晴らしに釣りをしようと、竿を手に川原まで下りましたが、数量 が例年の3割程度でしょうか?そういえば新聞で、降水量が少なく農家が困っているという記事を見たばかりです。
 魚も諦め、涼を求めて海岸線を覗きました。三脚を立て、カメラをセットしムービー撮影です。かなりの強風でしたが、先日の風避けスポンジが有効で、ボコボコ音は無かったですね。
 本日の走行距離は170kmで、昨日と合わせて300kmです。そんなに走り回って、こんなもんです(汗)この時期はここに行けば、この蝶に逢える。この花が咲けば、この蝶が飛ぶ。これが芽吹けば、この蝶が発生する…という50年にも渡る経験と知識が全て吹き飛んだ気がしました。でもまあ、コツコツと走り回るしか手段は無さそうです。頑張りま〜す!


  

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