期待に胸膨らませ(帯広市岩内〜中札内村)

ポロシリ岳(2020.05.30 帯広市岩内)

 5月も終わろうとしているのに、この時期何種類も逢いたい蝶に逢えていない。気温が低すぎる日も多く、週末毎には更に天候が悪い。イライライラ!
 ところが、今日明日の週末は、予想気温が30度超えだと言う。期待が一気に膨らみ、昨日からそわそわしていた。何処へ行こう、この時期でなければ逢えない蝶は何?その順位 は?そう考えた時浮かんだのは、第一にツマキチョウ!運が良ければトラフシジミも…そう思って出掛けたのは岩内でした。
 朝8時半出発。既に外気温は26度。これは期待出来そう!途中目に着いたのが日高山脈のポロシリ岳。防風林とポロシリ岳…これって、十勝地方を象徴する景色だと思います。更に走ると、アブラナとポロシリ…これも良いね。

 

ツマキチョウ(2020.05.30 帯広市岩内)

 Fieldが好きなポイントに到着。先ず感じたのは、吸蜜植物の少なさで、僅かばかりのタンポポが咲いているだけです。うーん淋しい!カメラを手にうろつきました。エゾスジグロシロチョウはポツポツ飛んでいましたが、なかなかツマキに逢えません。
 両種ともシロチョウ科で見過ごすこともありますので、要注意です。ツマキチョウはエゾスジグロシロチョウよりやや小型で、比較的直線的に飛行します。
エゾスジグロシロチョウはジグザグに飛ぶ印象です。
 うろつく事10数分でツマキに出逢うことが出来ました。やったね!やはり十勝ではここが最高のポイントだね。ただ、残念だったのは、ミツバウツギに止まるツマキが撮れなかった事。ミツバウツギは未だ蕾でしたので、少し早かったようです。

 

ミヤマカラスアゲハ(2020.05.30 帯広市岩内)

 ミヤマカラスも漸く今年初撮影が出来ました。他にもキアゲハを目撃しましたが、あ、飛んでる!…で終了。とにかく吸蜜植物が少な過ぎます。

 

木の芽・フキ(2020.05.30 中札内村)

 その後、釣りをしようかと考えました。そろそろニジマスの産卵も近く、レインボウカラーの綺麗な固体が期待出来る時期ですからね。でも止めました。Fieldの本分は蝶だろ!
 そう思って、中札内に向かいました。ピヨタンの滝近辺でアゲハ類を期待しましたが、芝桜は咲いていましたが、エゾムラサキツツジが未だ半開状態でアゲハ類の姿無し。帯広市内のエゾムラサキツツジは終わり掛けなんですけどね。
 場所を少し変えトラフを期待しましたが、先ず目にしたのは木の芽(タラ)。少し伸び過ぎで、近くには2番芽も撮られ枯れている木もありました。更に気になったのはフキです。昨年5月26日に帯広市は最高気温38.8度を記録し、帯広駅前の寒暖計が壊れるという事態がありましたが、今日の気温もいきなりの30度オーバーで、フキがご免なさい状態でした。本日のFieldの行動は、残念ながらここで断念!

 この記事はここまででアップする予定でしたが、翌日5/31も最高気温は30度を超えました。実は5/31は珍しく足寄町を目指しましたが、コロナの為か目指す場所には通 行止めで行けませんでした。しかも、昨日同様高気温・強風で蝶の姿はありません。考えてみたら、蝶の種類によっては冬眠ではなく夏眠をする種類もいます、いきなりの高温で行動出来ない種もいるのです。そんな事も考えず、舞い上がっていた自分に呆れています。ではまた次週末?でもまた週間予報では傘マークが…一体何時になったら蝶観察で満足出来る日が来るのでしょうね?トホホ…

 

キアゲハ・キマダラヒカゲ・クジャクチョウ・アカマダラ


  

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