2020蝶初見日(帯広市〜蝶多村)

スジグロシロチョウ(2020.04.18 帯広市)ドラレコ画像より



 帯広市の予想最高気温14゜、旭川市の予想最高気温17゜。だったら旭川市へ行こうかとかなり悩んだ。その年の最初の蝶と出逢う日を蝶の初見日と言うが、今年の蝶の初見は未だ無いのだ。そこで調べてみたら2015年は3/28・2016年4/10・2017年4/15・2018年3/1/・2019年4/13なのに、今年の春は早いと言われながら未だに蝶の姿を見ていないのだ。
 例年、蝶の初見日に見ているのは、クジャクチョウ、エルタテハ、スジグロシロチョウ、シータテハ等だが、気温17度の旭川に行けば蝶の初見日にヒメギフチョウを見られるかも知れない…と考えた。しかし…旭川に行けばその可能性は高いと思われるが、1頭見ただけで、撮影は出来なかった…なんて云う可能性もある。往復7時間もかけて、それはそれで悲しい。
 とにかく今日、十勝地方での蝶の初見日にしたいとの思いで自宅を出た。すると、帯広神社の前で赤信号で停車中にシロチョウの飛翔を見た。やったね!しかし、写 真など撮れる訳もなく、証拠の画像はドラレコ画像からのショットのみ。

 

アズマイチゲ(2020.04.18 蝶多村)

 きっと蝶多村へ行けば、タテハ類の姿を見られるだろうと思い、車を走らせた。蝶多村の林道に入って直ぐに、もしかしてアズマイチゲが咲いているのではないかと探したら、有りましたね。 その後、超スローで林道を流しました。

 

ミヤマカケス(2020.04.18 蝶多村)

 途中、幾種類かの野鳥を見たが撮影できたのはミヤマカケスだけでした。残念!

 

エゾアカガエル(2020.04.18 蝶多村)

 林道の終盤、何やらカエルの鳴き声が聞こえたように思い、車から下りて水たまりを見ていたら、居ました。エゾアカガエルです。もしかして産卵してのかなと探すと、ありましたね。カエルの恋の季節はもう来ていたようです。

 

蝶多村から帯広市を望む(2020.04.18 蝶多村)

 数時間かけて蝶多村の林道全てを走行しましたが。蝶の姿を見つけることは出来ませんでした。走行中思ったことはゴミの不法投棄です。以前から気にはしていましたが残念ながら増えています。
 もう一つ気になったのが森林伐採です。このエリアは民有林が多いと感じていましたが、昨年あたりからの伐採が気になっていました。既に植樹されている場所もありましたが、環境への影響が心配です。このエリアをFieldが“蝶多村”と呼称しているのは、この近隣をアイヌ民族が“チエオタ”と名付け、倭人が最初に地図を作ったときに“蝶多村”と記した事は過去のField Noteにも書きましたが、確かに蝶が多いと感じていましたが、昔から半世紀にわたり、この地に通 っているFieldが思うに、既に数種類の蝶が絶滅していると思っています。この環境の変化は更に多くの種類が減るのではないかと、心配になってきました。蝶多村が蝶少村にならないよう祈るばかりです。


  

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