道産子アサギマダラ捜索その2、その3

ミヤマカラスアゲハ(2019.09.01 中札内村)

 またまた、道産子アサギマダラを探しに中札内村に来ました。初夏に道南以外の場所で、渡ってきたアサギマダラを見かけるのは数年に1度それが今年は3度4固体と出逢っている。今年はかなりの数が渡って来ていると確信している。そうして、過去に十勝地方でアサギマダラを目撃した例は、音更町が1度で、ここ中札内村では5度ほどある。最も確立の高いエリアなのだ。
 ところが、零細企業経営のFieldは、当然休日にしか来れない。しかも、今年は週末毎に天候が安定しないのだ。今年5月に帯広駅前の寒暖計が壊れた。38.8度の酷暑のお陰だった。今年はとんでもない年になるぞと思っていた。確かに真夏日が10日間続いたこともあったが、それきりで、今日も20度台前半の予想気温。それでも何とかアサギに逢いたいと、歩き続けた。
 ミヤマカラスアゲハを見た。例年だと数十頭が集団で吸水するシーンを見かけるのだが、今年は一度も見ていない。

 

ミドリヒョウモン・ヒメキマダラヒカゲ(2019.09.01 中札内村)

 きっとアサギの道産子に逢えると信じて、今年の6/15にアサギを見た場所まで歩きましたが、出逢うことは出来ませんでした。夏のチョウミドリシジミが頑張っていました。キズもなく綺麗な翅の秋のチョウヒメキマダラヒカゲが元気に飛んでいました。

 

カナヘビ・エゾアカガエル(2019.09.08 中札内村)

 あれから1週間。道産子アサギ捜索Prt3です。またまた懲りずに中札内に来ました。昨日が雨でやたら湿気っぽい感じですが、お昼頃から晴れて気温も25度くらいまで上がるというので、期待をしていました。湿気っぽいせいでしょうか、やたらとカナヘビを見かけました。カナヘビは、地元ではカナチョロと言う人が多いようです。足元をチョロチョロ動き回るからでしょう。エゾアカガエルの姿も、見ましたので、やはり相当湿度が高いのでしょうね。

 

クモガタヒョウモン(2019.09.08 中札内村)

 ヒョウモン類も、かなり翅が擦れていますが、数的には多かったようです。でも、待てよ〜。これって十勝では珍しいクモガタだよね。ムービーカメラを動かしながら写 真を撮っていたときに事件が起きました。Fieldがメインで使っているカメラが、ダウンしたようです。シャッターを切った途端にファインダーが真っ黒!
 もう、十数年メインで使っていたカメラです。ヨーロッパ以外のアジア圏、オーストラリア等にも常に同行したカメラです。酷使してるからなぁ。寿命かナー。淋しいなぁ。

 

ホオジロ(2019.09.08 中札内村)

 結局、道産子アサギには出会えませんでした。チョウに詳しい方はお気付きかも知れませんが、今年の6/15にここで出逢ったアサギは♂だったのです。♂が着ていれば、♀も来ているだろうと考えていましたが考えは間違っていたような気がしてきました。
 諦めて車に乗り、ポイントを去ろうとしたときに、ホオジロの姿を見ました。フロントガラス越しのショットです。

 

タマゴタケ(2019.09.08 中札内村)

 折角ここまで来たのだからと、別のポイントです。…と言いましてもキノコポイントです。思惑通 りタマゴタケを見つけました。これ、好きなのよね〜。2本しか採れませんでしたが、バター焼きで頂きました。

 

ウッドストーブ(2019.09.08 中札内村)

 オマケですが、大人の火遊びが未だ止まって居ません。昨年からアルコールストーブを作り続けていましたが、今回はウッドストーブです。割箸と同サイズの缶 があり、これ、どうにかならないかと思いました。缶単独では火力が上がらないだろうと、2重にするのに丁度良いサイズの缶 は無いかと、様々な缶を買いました。
 漸く納得できそうな缶を手に入れ、作ってみた後の、最初の燃焼実験が家の裏で撮った左の写 真です。意外と火力が強く、炎は50cmほど上がりました。燃料は使用済み割箸です。今回は中札内村まで持ってきましたので、歩きながら小枝を拾い燃焼実験をしました。火種は、割箸1本とそれに巻き付けたティッシュですが、簡単に着火しました。
 ところが驚きだったのですが、缶の表面が真っ黒になったのです(写 真右)缶に塗装は無かったと思うのですが、もしかして薄く塗装されていて焦げた?もしくは、拾った小枝に含まれていたヤニのせい?それにしても、黒いだけではなく艶があるのです。何だか恰好良いアイテムになりました。愛用しなければ!


  

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