真夏日満喫

ジョウザンミドリシジミ(2019.07.28 浦幌町)

 今日の十勝地方も昨日に続き真夏日の予報。しかし、昨日と違うのは晴れて太陽が見えるようだ。うーんどうする?何処へ行く?狙いは?悩んだ末に思いついたのが、浦幌町。でも、いつもの浦幌とは別 のポイントで、メスアカミドリシジミを狙いに通った場所だが、もう10数年行っていない場所。さーて、あのポイント、どうなっている?
 記憶を遡ってポイントに到着して、少し驚きました。見たことのない建造物。昔は原っぱに駐車していましたが、駐車場と公衆トイレまで有ります。まー、有り難いといえば有り難いのですが、果 たして…。
 歩き回りましたが、特に興味の持てる蝶とは出逢うことが出来ません。折角ですからトイレを利用し、出てきたときに、ミドリシジミ系の卍飛翔を目撃。必死に飛翔を目で追いかけ、何とか撮影。止まっている葉はミズナラで、この固体はジョウザンシジミでしょう。

 

十勝の風景(2019.07.28 浦幌町)

 撮りたかった蝶の写真は、これだけです。ここに来ることが減っていたのは、蝶に逢えるチャンスが激減したからだったのですね。先週の恵庭も、もしかして同じ理由だったのかも知れません。
 開き直って、いつもなら浦幌からは西へ向かうのですが、南へ向かってみました。そんな中で見た光景です。この光景を見ていて、NHKの“なつぞら”を思い出しました。Fieldは連続ドラマが嫌いでした。“また見なければ…”という脅迫感が大嫌いです。その日、その日でやりたいことが山ほどある人ですから…。でも、一度NHKの“なつぞら”を見てしまって、はまっています。実はFieldの祖父の家には牛舎があり、TVに写 された建物に強烈な懐かしさを感じました。

 更にFieldの弟が、絵を描くことが好きで、十勝を離れ、東京に出て、今もイラストレーターとして活躍しているのです。そんなことを考える風景でした。

 

昆布刈岩(2019.07.28 浦幌町)

 走行中“昆布刈岩展望台”という看板を発見!十勝に半世紀も生きていながら、未だ見たことは有りませんし、2週間程前み昆布解禁だった筈ですが、天候不順でようやく昆布刈が出来るようになったのでは?
 作業風景までは撮影しませんでしたが、この眺めで心が癒され、暑さも少し気にならなくなりました。(このシーン、動画で撮るのだったと、帰宅後反省!)

 

カラスシジミ(2019.07.28 中札内村)

 綺麗な景色を見て、観光気分でしたが、このまま帰ったのでは蝶キチの名が廃ります。さて、何処でこの穴を埋める?十勝南部のポイントは?しかも、もうお昼を過ぎてますので、確実なポイント…と考えたら、中札内村しかありません。昔、土曜半ドンだった頃、昼からポイントへ向かうことは普通 でした。
 ポイントに着いたのは午後2時。いやいや、午後から活発に動く蝶もいるはず。気温32度の中、大汗をかきながら林道を歩きました。実は、今まで600mmレンズで撮影をしていましたが、三脚は使ったことがありませでした。普通 300mmを超えると手ブレに供えて三脚を使うことが常識でしたが、蝶の写 真を撮るのに三脚をセットする時間は無いとの思いでした。しかし、動画も撮りたいという気持ちが強くなり、重いカメラを2台と三脚…キツイです。
 林道を歩きながら、ふと足元を見たら、え?カラスシジミじゃん!! 慌てて三脚をセットし、動画撮影をしながらのショットです。

 

アイノミドリシジミ(2019.07.28 中札内村)

 これまた足元にいたアイノミドリです。この手の蝶って、飛翔を発見し、目で追って、着地を確認してそっと近づくというのが定番なのですが、今日はどうしたことでしょう?またまた足元を見ながら歩いての収穫です。ラッキー!

 

ウラゴマダラシジミ(2019.07.28 中札内村)

 ラッキーはまだまだ続きました。ウラゴマダラは、やや擦れた印象でしたが、これまた動画撮影中の写 真です。

 

ウラキンシジミ(2019.07.06 中札内村)

 更に更に、ウラキンです。しかも、何と3固体のウラキンを動画撮影出来ました。嬉しいんですけど、でも、その動画どうするのさ!?!?

 

エゾシカ(2019.07.06 中札内村)

 思いの外多くの出逢いたかった蝶に出会えて満足しながら林道を引き返していました。すると…ん?何?さっき通 ったときには居なかった何かが…。エゾシカのようですが、この恰好って何?一瞬熊にでも襲われて、瀕死状態かと思ってしまいました。
 実は、昨日の移動中にエゾタヌキらしき姿が道々脇に横たわっていました。交通 事故死でしょうか。更に、いつもの蝶多村でヒグマの落とし物を発見しています。多くのセセリチョウが群がっていましたが、写 真は撮りませんでした。
 そんな事がありましたので、勝手にそう思い込んでしまったのですが、Fieldが更に近づくと、むっくりと立ち上がり走り去ってくれました。あー良かった。単なる泥遊びだったのね。元気に頑張れよ〜

 

エゾニュウとキアゲハ(2019.07.06 中札内村)

 車に乗り、林道を出て、走行中に畑脇に咲くエゾニュウがありました。ん?何か飛んでる。そう気付いて降りたら、キアゲハでした。子供の頃、市内のどの河川でも、土手にはエゾニュウが咲き、キアゲハが産卵に群れているシーンが脳裡にこびりついています。ところが、近年どの河川敷でも雑草は刈られてしまうようになり、エゾニュウ自体を見ることも少なくなっていて、当然キアゲハも姿を見る機会は激減しています。エゾニュウとキアゲハの2ショットが撮りたいと、逆光承知の1枚ですが、Fieldとしては、ちょいと嬉しいシーンでした。

 


  

←戻る      2019年版目次へ      次へ