寒いけど…

巨大なフキ(2019.06.29 蝶多村)

 今朝の気温15度、予報では最高気温が昼過ぎに19度…。どうもここのところ週末に気温が低いという困った状況が続いている。でも、もしかして雲が切れれば一気に20度超えするのではないかと、淡い期待を込めて家を出た。目的地に近づくと、14度になり、やや暗い林道を走行中は13度…ダメだこりゃ!
 車を停め、気温が上がるのを待つ?それもねー、車の中でボーっとT.V.でも見る?いやいや、カメラを手にブラつこうよ。外に出て感じたこと…5月の末にごめんなさいしていたフキの葉っぱのでかいこと!1m超えもザラですよ。北海道にはラワンブキってのもあるけど、ここのはアキタブキだよね。結構この1ヶ月雨降ったからなー。

 

ヒメアカタテハ(2019.06.29 蝶多村)

 すると間もなく、何かが飛んだ。着地点を確認し忍び寄ると…おー、ヒメアカタテハじゃん。確かこの子も北海道では越冬できず、本州から渡って来ているはず。アサギマダラのような人気は無いけれど、いったいどこから、どういうルートで、やってきているのか、知りたいね〜!
 ヒメアカはこの後、翅をぴったりと地面に付くほど広げた。エネルギーが欲しい!と言っているみたい。先に報告しちゃいますが、Fieldが林道を小一時間ほど歩いて、気になったので様子を見に行くと、ヒメアカはそのままのポーズで止まっていました。気温が上がって飛べるようになるまで、このままの状態のようです。

 

コウリンタンポポ(2019.06.29 蝶多村)

 林道脇にコウリンタンポポが咲いていました。この花好きなんですよ。コウリンは光輪だよね〜。この花に蝶が静止している写 真が撮りたいなぁ。

 

ヒメウラナミジャノメ(2019.06.29 蝶多村)

 本日、一番数を見たのがヒメウラナミ。道理脇の葉の上に静止しているのですが、人の気配を感じるとふわっと飛んで数メートル移動を繰り返していました。

 

エゾノコリンゴ(2019.06.29 蝶多村)

 木の枝に実がびっしり。これ、何だっけ?スーパーで売っているサクランボよりやや小さな実です。あ、そっか、エゾノコリンゴだよねきっと…。そういえばこの近くで、白い花を付けているのを見た記憶がありました。しかし、エゾシロチョウの食草なのに、最近この辺りでエゾシロ見て無いなぁ。

 

コサメビタキ?(2019.06.29 蝶多村)

 この蝶多村へ来ると、必ず車を停める場所が3ヶ所あるのですが、最初に停めた場所…ヒメアカが止まったエリアですね。ここには100%停車する場所です。ところが次の場所で仰天しました。立入禁止の看板が立っていたのです。半世紀にわたって通 い続けているのに、こんなこと初めてです。ショック!
 続いて、よく停車するもう一ヶ所の場所に来てまた仰天!いつもの停車スペースに樹木が倒れていて停め難くなっていました。よくその木を見ると、地上から70cm位 の所でボッキリ折れていました。人の手で…とかではなく自然現象?近日中にそんなに強風があったとは思えず、寿命?…樹命?
 そこで見かけた小鳥ちゃんです。スズメより少し小さい印象でした。コサメビタキかなと思いますが、目の上の黒い斑紋が木になります。アンタ誰?

 

キタキツネ(2019.06.29 蝶多村)

 結局気温は上がらず、期待した蝶も居ませんでしたが、帰り際、車をトロトロ走らせていたときに、道端にキタキツネの赤ちゃんを見つけました。地面 を掘っているように見えましたので車を停車しましたが、子ギツネは地べたの臭いを嗅ぎながら近寄ってきました。エンジンはかかったままですが、臆することなく車の正面 まで歩き、こちらの様子を見ています。おいおい母さんは何処だい?もしかして、子ギツネだからこそ車や人間を危険と認知していないのかも知れません。時には車も人も危険なんだからね。用心して長生きしろよ!

 

ウスバシロチョウ(撮影できず) ・クロヒカゲ
ウツボグサ、トリアシショウマ、コウゾリナ


  

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