地の涯へ

知床連山(2019.05.18 斜里町)

 昨夜、サングラスの折れたつるを修復した。壊れて閉まらなかった寝袋のファスナーもなおした。さらに接触の悪かったドライブレコーダーのソケットとの接触もなおした。これで安心してアウトドアが楽しめるぞと思ったが、何でこんなに壊れてるの?考えてみたら、寝袋は買ってから間もなく半世紀近くなる。ドライブレコーダーは買ってから3年くらいかな?カメラ部分はSONY製だがコンセント部分とかはもしかして中国製?
 ま、とにかくお出かけの準備は整ったので、じゃあ、何処に行きます?過去の実績を確認し、天気予報を確認した結果 、知床の“地の涯”に行きたいと思ったが、でも、遠いよ〜大丈夫?では、何故行きたいと思ったのか?実は1994年と2006年にヒメギフチョウを“地の涯”で観察したことがあったのだ。但し、5月末〜6月初旬のこと…でも、きっと大丈夫!少し早い気もしたが、桜は開花している様だし、気温は何と25度の予報だからね。
 朝5時に起床して、軽く朝食をとり、6時前に出発した。勿論快晴だった。250km程の距離だが、ヒメギフって午前はペア探しで、花に止まって吸蜜するのはお昼頃からですので、のんびりと走りました。で、今回気付いたのですが、斜里町って知床の北側の根本の町…と解釈していましたが、実は知床半島の北半分は全て斜里町だったのね!うーん、知らんかった!知床町の街を抜けると、見えてきたのが、天頂山かな。続いて見えたのが、右から知床岳、南岳、知床硫黄山でしょうか?良い眺めだわ!

 

エゾヤマザクラ(2019.05.18 斜里町遠音別 村近辺)

 近くの山に目をやると、エゾヤマザクラが咲いています。ヒメギフチョウの発生は、桜咲く1週間前からと言われてますので、きっと発生して居るぞと期待が膨らみました。

 

地の涯(2019.05.18 斜里町岩尾別 )

 お昼少し前、目的の林道の終着点に着きました。岩尾別 温泉だと思い込んでいたら、もう20年くらい前にホテル地の涯になっていたようです(F.B.に“地の果 ”と書きましたが“地の涯”が正しいようです)。ところで…車から降りて唖然としました。いや、確かに気温は高く、Tシャツの上に綿シャツとカメラマンベストを着ていましたが、Tシャツ1枚でOK!でした。しかし問題は風です。ビューというか、ゴーッというか、連続した風の音に唖然としました。ダメだこりゃ!蝶が飛べる状況ではありません。参ったなぁ!!

 

エゾシカ(2019.05.18 斜里町岩尾別 付近)

 それでもカメラを手に歩き回りましたが、ホテル地の涯の奧にある露天風呂などの施設は閉鎖状態でした。ここまでに目にした蝶はクジャク・キベリの越冬態とエゾスジグロシロチョウなど数匹ですが、念願のヒメギフは逢うことが出来ませんでした。
 諦めて早めの撤退です。途中エゾシカを見つけました。かなり近寄っても、用心する様子もなく草を食べていました。距離10mを切ったので、口笛を吹くとようやくこちらを注目してくれましたが、また直ぐに草をモグモグ…平和で良いわね。

 

芝桜公園(2019.05.18 東藻琴村)


 蝶は断念して観光に切り替えようと、目指したのは東藻琴村の芝桜公園でしたが…駐車場は満車で、観光バスは受け入れていても、乗用車はダメなようです。(上、ドラレコ画像)仕方なく下は、通 り過ぎてからの写真ですが、正に満開で、ちょいと悔しい思いで通り過ぎました。

 

美幌峠より(2019.05.18)

 その後探したのが、車中泊出来そうな場所でした。道の駅を中心にあちこち覗きましたが、どうも気に入った場所が無く、ようやくたどり着いたのが美幌峠駐車場。ここも10年ほど前に車中泊をした場所で、早朝の屈斜路湖に漂う雲海に感激したことを思い出しました。期待を込めて場所を確保し、炭火を熾して焼き肉。そのタレを使った焼きうどんを持参した泡盛を飲みながら1人宴会です。果 たして翌朝はどんな眺めが見られるか、期待をしながら、お休みなさ〜い!

 


  

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