東北旅行記 その2

R45(2018.06.30 久慈市)ドラレコ画像
 八戸の街をゆっくりと流した。さすがに港町で、早朝から鮮魚店が開いていてお買い物をする主婦の姿も少なからず目にした。それにしても道幅が狭い。買い物客と対向車に気を付けながらの運転、しかも道が真っ直ぐではない。神経使うなぁ。ようやく路地を抜けたところでファミマ発見。朝食にサンドイッチ・ジュースなどを買う。えーっとここは八戸市青葉店。
 予定では海岸線を南下しながら蝶ポイントを探し、お昼に盛岡市で立ち寄りたいお店がある。その後高速で南下し仙台で顔を見たい方が…でも少ない時間で、どれだけ可能かなぁ。だから、予告はしていない。
 R45に入り順調に思っていたが、Fieldのアホさ加減に気付いた。左手に見える長大な防潮堤…かつてリアス式海岸沿いには何カ所もの蝶ポイントがあるように聞いていたが…ダメだこりゃ!蝶々どころじゃ無いよね。

 

岩山公園からの眺め(2018.07.01)

 海岸線を諦め内陸へ…数カ所で車を停めたが思いの外蝶自体が少ない。テングチョウが大量 発生しているようだが、特にめぼしい種もなく盛岡市内へ。ここで訪れたい場所の住所を枝番までナビに打ち込み目指したが、見つからない。通 りかかった大学生風4人組に尋ねたが結局分からず仕舞い。これまたFieldの判断ミスで、大学生って地元の人でないケースが多いよね。
 断念して仙台へ、従弟の家を急襲!ハハハ、驚いてましたね。彼の道案内でFieldの小中学校の先輩と会うことが出来た。更に叔母さんの家へ。叔父は“何で予め連絡しなかったんだ!”と不機嫌でしたが、その裏心は、きちんと歓迎したかったのに…という優しい思いなのだろう。顔を出した…というだけで、ごめんね!
 …で、上の写真は岩山公園という所からの日の出前の眺めです。盛岡市を挟み、遠景は岩手山です。昨夜10時頃到着し、車中泊すべく準備をして焼き蕎麦を食べながらビールを飲んでいたら、パトカーが現れました。
車の窓をノックされ、身分証明書を見せろと言う。何か有ったのかと聞くと、家出とかいろいろ有るんだよ、との返事。手許のビールを気にしたようなので、車中泊すると言ったら立ち去って行った。やれやれ…、そんな事が有った翌朝の眺めですが、この公園、結構気に入りました。

 

閉伊川(2018.07.01 宮古市)

 実はこの川沿いの道を昨日も走っていた。良い流れだね〜、竿、出したいなぁと思っていたがどうやら許可が要るとか。で、今日のこのシーン。そっか7月1日でアユの解禁日なのね。しかし、後日調べたら、サクラマス、ヤマメ、イワナも釣れるようで、ちょいと悔しいな〜。そうだよFieldは自家用車で来てるんで、竿は持って来てたのよ。

 

道の駅:区界、川内(2018.07.01 宮古市)

 思いの外「道の駅」もあちこちにあり、立ち寄ってお土産を物色してしまいました。ちょこっと散財。でもこれは帰ってからのお楽しみ。

 

亀岳小学校 & 学校前の看板(2018.07.01 宮古市)

 この東北旅行を行った理由は、Welcon to Field 冒頭に予告として書いたとおり、宮古市教育委員会主催のチョウセンアカシジミ観察会に参加する為だった。当初よりFieldはフェリーで行こうと決めていたので、フェリー受付が2ヶ月前。その頃から電話やメール、FAXでやりとりをして、7月1日開催、集合場所は亀岳小学校であると確認していたのだが、6月に入った途端にFAXが流れた。開催日は6月24日、集合場所は畑地区集会所…ふーどうしましょ?
 3週間後のフェリー往復チケット取れるのかなぁ?考えていたら面倒になった。何でも良いや〜。一人で観察会やるわ。そんなことで、Fieldは当初予定の日時に予定の場所に行ってみました。全校生徒9名の学校だそうです。Fieldは何だかようやく憧れの場所に来たような気分で、嬉しかったりします。亀岳小の児童の皆さんガンバってね。オジサンも頑張る!

 

フェリーターミナル(2018.07.01 八戸市)

 そんなこんなで、あっと言う間の2日間が終わろうとしています。どこかで美味しいラーメンでも…と考えているうちにターミナルに着いてしまいました。

 

シルバーエイト号(2018.07.01 八戸港)

         

 乗船は10番目くらいだったと思いますが、苫小牧での下船は20番目以下だと思います。何しろ接岸してから延々とバックさせられましたから。この差って何なんでしょうね?船の構造の問題?それとも港との関係??部屋はプリンセス号と同じレベル?と思ったら2段ベッドでした。まさか相部屋?とも思いましたが、それはありませんでした。
 シルバーエイトが苫小牧に着いたのは、翌6:00。下船できたのが6:20で、そこからが大変でした。何しろ7月2日は当社の営業日ですから…。始業時刻に17分遅れて会社に到着し、そのまま営業開始です。よくヤルわ。

※この旅行で思ったこと…一番驚いたのは高速道ですね。北海道の高速道の速度標識には“70”とか“80”の表示ですが、東北では“110”が一般 的でした。しかも、110kmで走行してもかなり抜かれました。本州の皆さん、北海道に来たときには気を付けて下さいね。北海道でこのスピードは捕まりますよ。
※ また、今回出会った方々…例えば岩山公園でゴミを拾いながら歩いていた方。公園管理関係の方かな?と思って挨拶しましたが、あら、また?え、まだいるの?…と3人の方に出会いました。地元の方のボランティアだったようです。農道脇で腰の曲がったおばあちゃんが、雑草満載の手押し車を押していらっしゃいました。“大変ですね”と声をかけたら“大丈夫、大丈夫!”との返事、少しだけ世間話をさせていただきました。道の駅で、地図が載っている看板を見ていたら、“北海道から来たの?”と声をかけてくれた男性。盛岡市から宮古市へ家族を連れて美味しい物を食べに行くと仰ってました。いずれの方々もFieldの疲れを癒してくれる方々でした。感謝!

え?蝶々ね。今回、逢いたいと強く思った蝶が4種いました。そのうち3種に逢うことが出来ました。普通 なら皆様に紹介するのですが…紹介する絵が無いのです。蝶に逢ったという証拠は、捕虫網で捕獲するか、カメラで撮影するか…しかないのですが、今回珍しく持参した捕虫網は、一度も広げることなく、カメラで捉えたのは1種だけでした。あ、居た!あ、飛んだ!…でおしまい。こんなのは初めてかも知れません。…で、悩んでいるのです。
子供の頃“日本の蝶全てに逢いたい”そう思ったのが今も続くFieldの夢で、標本も無く、写 真も撮ったことのない種、2種に出会いました。標本は有るけれど生態写 真が充分に撮れていない種1種の写真が撮れました。でも、これってどうなんでしょう?捕獲もせず撮影も出来なかった蝶は、私の夢の中のカウントをダウンさせて良いものでしょうか?○ではありませんよね。×でもなければ△?またいつか逢いに行くしかなさそうです。それまでお預けですかね。期待に添えずご免なさい。

 

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