Welcome to Tokachi

エゾシロチョウ♀(2018.06.16 蝶多村)
 昨日6/15から、千葉の蝶友Ukeo氏が十勝に見えていて、今晩お会いすることになっている。“今回の目的は?”と尋ねると、リンゴとカラフトヒョウモンだと仰る。…では、少しでも有用な情報を求めて現場調査に出掛けることにした。
 まずは小型ヒョウモンの可能性が高い浦幌方面に出掛けようと考えていたが、正直寒い!Tシャツ1枚では外を歩けない程で車載の温度計では、午前9時現在外気温11度。これはヤバイ!Fieldの自宅から1時間以上かけて浦幌まで出掛けても、何の情報もなく終わってしまいそう!…であるなら、せめてリンゴが出ているかどうか?それだけでも確認したく、いつもの蝶多村へ 出発。それにしてもやはり寒い!ブルブル…

 

コミスジ・空模様(2018.06.16 蝶多村)

 Tシャツの上にYシャツを重ね着してカメラマンベスト…という出で立ちでさまよっていましたが、コミスジを見つけて撮影したところ、あれ?影が濃いんじゃない?…で、空を見上げたら、先程まで満天の雲だったのに裂け目が出来ていました。こりゃ少しは期待できるかもね…時刻は午後11時。


エゾシロチョウ♂・ヒメウスバシロ・コチャバネセセリ(2018.06.16 蝶多村)


 現金なもので、雲が割れた途端に気温は急上昇した。最終的には気温20度。次々と蝶が活動を始める。そうだよ、こうでなくては蝶多の名前が泣くぜ。FieldもTシャツ一枚にカメラマンベストスタイルに…汗をかいてきたもので…

 

カラフトタカネキマダラセセリ・コミスジ・トラフシジミ(2018.06.16 蝶多村)


 蝶多村の中でも特にリンゴシジミの発生する場所に移動。3年前の台風直撃3連発で、立入禁止になっていたエリアだが今回は入ることが出来た。しかし、かなりの被害を蒙ったことが分かる状況で、広大な芝が全て貼り替えられていた。
 リンゴを待つと、意外に早く姿を見せてくれたが、高い木の梢で撮影には至らなかった。良いのよ良いのよ。Fieldがリンゴシジミを撮るとかは別 問題で、出ているかどうかの確認ですから。Fieldは、リンゴが出ていたこと、北海道特産のカラタカを見ることが出来、更に大好きなトラフが撮れたことに満足。

 

ヒメウラナミジャノメ・フタスジチョウ・そして?(2018.06.16 幕別 町)


 リンゴが発生していたことが確認できたので、念には念をでもう一つの発生ポイントへ、目立ったのはフタスジチョウの多さ。そうしてリンゴも数頭飛翔を確認できた。安心していたら、フキの葉に何かが止まった。先程からキマダラヒカゲは嫌と言うほど見ていたが、どうもそれとは違い明らかにヒョウモン。慌ててカメラを構えたが、既に時遅しで飛翔されてしまった。慌ててシャッターを切ったが、アンタが誰かは不明!ギンボシかなぁ…

 

???・リンゴシジミ(2018.06.16 幕別 町)

 更に、折角だからFieldもリンゴの写真を撮りたいと思い粘ってみました。時刻は午後3時過ぎです。その前に気になったのがブルー系のシジミ。尾状突起がないのでツバメじゃないし、でもルリでもなさそう。まさかのカバイロでも無いよね、黒帯が鮮明すぎるもの…あと考えられるのはヒメシジミかと思いますが、裏面 を見せてくれずに同定できません。でもおそらくヒメかな?
 更に粘っていたら漸く、ん?今のはリンゴ?? 必死に目を凝らして後を追い、着地したと思われる場所にカメラを向ける。ついにやりました!距離7〜8m
で、200%程のトリミング画像ですが、はっきりリンゴと判る写 真になりました。これでUkeoさんに状況説明が出来るかなぁと安堵しながらの帰宅となりました。やれやれ…

 

←戻る      2018年版目次へ      次へ