悔しさ晴らし

マタタビ(2018.06.10 蝶多村)

 平日はずっとお天気が良かったのに、昨日の土曜日は最高気温が11度?しかも、時々雨。今日のお天気は悪くはないが、予想最高気温が16度…さてどうしましょう?時期的には中札内にアサギマダラが現れるんじゃないかと気になっているが、中札内は更に低い予想気温だった。…アサギマダラは断念。せめて先週撮りこぼしたカラフトタカネキマダラセセリとシロオビヒメヒカゲ、平日の勤務時間に帯広市内で幾度も見かけたエゾシロチョウをカバーしたいと蝶多村へ出掛けた。
 午前10時…そう遅めのスタート。お天気は良いし風も強くはないが、気温は14度。まーのんびりやるしかないでしょう。で、取りあえず先週のマタタビを見に行くと、ワオ!花がびっしり付いてるじゃん!

 

エゾマツ・ニセアカシアの花(2018.06.10 蝶多村)

 蝶多村へ来ると必ず車を停める場所が数カ所有るのだが、ほぼ毎回停めるField専用駐車場に駐車した。すると停めた車の真上に見つけたマツの花。何十年も通 ってるのに、今まで気が付いた事なんて無かった。心の持ち様を変えると、今まで見えなかった物が見えてくる?
 気温は、一度(ん?)一度だけ下がって13度だったが、14度に戻った。まーのんびりやるさ。ニセアカシアは、Field自宅近所の街路樹になっているが、枝が高くてその花をアップで見たことはなかった。うん、確かにマメ科ですね。


クロヒカゲ・ヒメウスバシロチョウ・コミスジ(2018.06.10 蝶多村)


 ここからは徒歩で低山歩きになる。改めてカメラを…と思った時にドジ発覚!Fieldは通 常カメラを複数台持つので、肩から斜めにカメラをぶら下げ、一番軽いカメラだけネックストラップで正面 にぶら下げるのだが、肩掛けのストラップが車に乗せていなかった。仕方ない、ネックストラップのカメラ一台で我慢しましょう。
  林道を歩き出すが蝶の飛翔シーンは少ない。ゆっくりと歩きながら左右の草藁を目で確認。先週まであんなに居たアカマダラ、サカハチ、ミヤマセセリも殆ど姿は無かったが、先ず見つけたのはクロヒカゲで、これは今期初。続けてヒメウスバとコミスジを発見。いずれもフキやササの上で日光浴中の様子だ。

 

モイワサナエ・シロオビヒメヒカゲ(2018.06.10 蝶多村)

 ん!トンボ?近づいてみたらどうやらモイワサナエのようだ。今年はヨツボシも見てるから2種目。ついでながらこの後でオオシオカラと思われる種の飛翔も見た。
 低山登りのほぼ頂上で、シロオビヒメにようやく出会えた。先週は飛翔シーンを見ただけで悔しかったが、これで少しは気が晴れた。ところでシロオビヒメのこのスタイル。フキの葉に垂直に止まったのでは陽の当たりが弱い。それで翅が太陽に直角に当たるよう斜めに傾けて止まっている。これって他の種のように翅を広げれば良いだけじゃんと思うのだが、リンゴシジミが使う手と一緒だね。思わずニッコリしてしまいました。

 

ん?カラフトタカネキマダラセセリ?(2018.06.10 蝶多村)

 悔しいいといえば、先週一番悔しいと思ったのがカラフトタカネキマダラセセリだった。偶然出会った蝶友が3頭ネットインさせたと言っていたが、Fieldは見ることも出来なかったのだ。林道を歩いていたら3頭の小型の種が卍飛行をしていた。大きさと色からカラフトタカネだと思い込んで追いかけたら、1頭だけが卍から外れて地べたに止まった様子。慌てて近づきシャッターを切ったが、あれ?赤っぽい!よーく見たら蛾でした。300種掲載されている図鑑を2度見ましたが、名称不詳。
 いやーFieldの指がねカサカサで、上手くページがめくれないのが見つけられない要因かもね。Fieldの指にはスマホも反応してくれないしね。で、その直後本物のカラタカを漸く発見。もっとも姿を見せてくれたのはこの1頭だけでした

※ハンドルネーム“黒猫”さんからご連絡を頂きました。“この蛾はリシリヒトリでしょうね”確認しましたが、間違いなさそうです。黒猫さん、ありがとうございます。

…つづく

 

←戻る      2018年版目次へ      次へ