ちょっと残念!

タンポポ畑(2018.06.02 中札内村)
 6月になると目が離せないのが中札内村。そう、アサギマダラが渡って来ているんじゃないかと気になって仕方ない。もう毎日監視に行きたくなるくらい。(無理だけど…)
 今日の予想気温は20度台中程。いろいろ期待しながらポイント手前に着いたら、目に飛び込んだのがこの風景。お見事と言えばそうなんですが、何だか不安!この時期のタンポポって、蝶にとっては貴重な蜜源だよね〜。他に蜜源にあなりそうな植物ってありましたっけ?でも、この先のポイントにはそろそろカワラナデシコが咲いているかも知れないと期待した。

 

エゾアカガエル(2018.06.02 中札内村)

 林道入り口に車を停車。先客の車が2台。札幌ナンバーでどうやら釣り目的のようだ。数年前まではここに車を停める人は蝶目的だったが、近年釣り目的の方が増えている。何でだろ?釣り雑誌にでも掲載されたのかなぁ?しかも札幌ナンバーが多いのも不思議。確かにFieldもこの川で50cmオーバーのニジマスを釣ったことがあるが、ここよりかなり上流で、ここから歩くにはキツイと思うんですけどねぇ…
 Fieldが準備をしていると、釣り客が戻って来て去って行った。あれ?後ろの車は釧路ナンバーだわ!やはり“釣り人社”の雑誌で紹介されたのでしょうね。あ、以前はFieldも“釣り人社”の依頼で記事を書いていましたが、しばらく読んでませんから状況がが分かりません。
 車が2台居なくなったので、Fieldの車の位置をずらしてから林道に踏み込みました。するといきなり足元から何かが飛び跳ねたので早速撮影。ん?カエル?でも、この白い斑点は何?と思いましたが、白い砂がくっついていただけでエゾアカガエルのようです。


オナガアゲハ・ミヤマカラスアゲハ with エゾカワラナデシコ(2018.06.02 中札内村)


 実はポイントに着くまで、何でこんなに蝶が居ないのか不思議なくらいでしたが、ポイントでは直ぐにオナガアゲハ♂が姿を見せてくれた。しかし、かなり崖の上。他に蝶の姿は無く淋しい思いがしたが、未だ気温が上がっていなかったことが理由のようで、実は下2枚の写 真は林道の奧から戻って撮ったものです。

 

サカハチチョウ・アカマダラ with シャク(2018.06.02 中札内村)

 林道にはシャクが満開でした。シャクは花が小さいので小型の蝶しか止まるのを見たことがありません。サカハチやアカマダラが止まっていましたが、今年幾度も見かけていますし、あまり意欲はありませんでしたが、メインは蝶ではなくシャクの咲くシーンも脇役としての蝶を撮りたいとの思いで、あまりアップにしないようにシャッターを切りました。
 そんな中で驚いたのは、ミヤマカラスアゲハもシャクに止まるシーンがありました。アゲハの体格ではシャクのような小さな花がストックできる蜜の量 では足りないことは想像が付きますが、それでもお役にたっていることに感動です。

 

ヤマキマダラヒカゲ(2018.06.02 中札内村)


 2週間程前から見かけてはいたのに撮影出来てませんでした。ようやく撮影が出来ましたが、ヤマキ♂と思います。

 

ジョウザンシジミ・トラフシジミ(2018.06.02 中札内村)

 今日目にした中で気になった種です。早ければG.W.前から発生しているジョウザンですが、未だ居ました。雌のようで、キリンソウに産卵シーンです。だらだらと発生する種だとは思いますが、頑張ってるよね〜。
 そうしてトラフです。北海道の蝶の中でもベスト…うーん3かな。それほど
お気に入りの種です。お会いできた嬉しゅうございます。

 

エゾライチョウ(2018.06.02 中札内村)


 もしかして…との思いがあったアサギには会えなかったが、6月中は可能な限り覗きたいと思う。そうしてエゾライチョウの親子連れも見たかったが、帰り際に単独個体を見つけただけで終わってしまった。どこかに家族が居たのかも知れないが、ちょっと残念!

 

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