G.W.後半から寒かったり雨が続いたりでパッとしない日々が続いたが、今日の十勝地方の予想最高気温は25度。さて何処へ行こうかなぁ？あちこちの天気予報を見比べながら、出した答えが浦幌町であった。浦幌に近づくに連れ、あら？！桜が満開状態？帯広市の満開はG.W.前半だったのに、同じ十勝でも西方面 は帯広市より10日間程遅れるのね。

　浦幌へ行こうと考えたのは、２つの理由がありました、一つはオオサクラソウが満開だろうという期待と、最近釣りをしたいと思いながら実現できていない不満の解消を狙ってのことでした。
　釣りのことで云えば、下流の方が大物が釣れると思いながらも上流から竿を出し、徐々に川を下りたいと考え、ひたすら林道を奧へ奧へと進みました。その途中で目に止まった鳥さん。最初カワガラスかと思いましたが、腹がオレンジ色なのに気付いて車を停め撮影。しかし、肝心の腹の色を撮ることが出来ず残念！

　走行中、何かが飛んだ。何だろう？気になって車を停め、カメラを手に近づいてみたら、イカリモンガでした。もっと近寄ってアップで…と思ったら飛ばれてしまいましたが、お陰で滅多に見ることの出来ない翅の表の模様を捉えることが出来ラッキー！！！

　期待のオオサクラソウも見ることが出来ました。このエリア、オオサクラソウが終わるとクリンソウが咲き乱れ、キアゲハやミヤマカラスアゲハが飛び交うのだが、両アゲハは既に発生していて、その姿は幾度か目にしましたが、サクラソウで吸蜜する姿はありませんでした。

　川はもともと小さい。しかも水量が少なく難しい釣りになったが、思った場所で次々とお魚さんは姿を見せてくれた。意外と多かったのはヤマメだが、おいおい、十勝の解禁日は7月1日で未だ早いんですけど…次に多かったのはニジマス、でも中学生サイズ？

　嬉しかったのがアメマスですね、いったい何年振りでしょう？かつて、十勝の川ではどこにでも居たのですが、近年、漁師さんが“害魚だ”と決めつけ河口で網に掛かると殺処分しているというニュースを聞いています。
　秋の雨で増水した川を遡上し、翌春結氷が融けた川を下り海へ行くというアメマス。一部は川に残り、エゾイワナと云われている魚だが、本当に川でその姿を見る機会は減っていました。

　釣果は２桁以上で久しぶりに満足！サイズは尺超えは居なかったが、何匹か今夜の酒の肴に持ち帰った。さーてどう料理するかなぁ？ところで、このリールなんですけど…ABUのGarciaという少し大きめのリール。実は愛用のリールの調子が悪くて、どうしようかと思案しながら先日、釣り具を広げていて“わー懐かしい”と思ったもので本当に数十年振りに使ってみたのですが、まだまだ使えそうです。新調しようかと思っていましたが、古くて愛着のある釣り道具をこれからもっと使わなくてはね。久々にお魚さんに遊んで貰って楽しい一日でした。