東へ 帰路編1(根室)

納沙布岬(2017.07.30 根室)

 日の出が4時4分とのことで、3時に起床した。天気予報では快晴のはず。でも何だか遠くが霞んでいる。まーここまで来て考える事もないでしょう。とにかく納沙布岬を目指しました。日の出の太陽は無理でも、赤く染まった空が撮れればと、微かな期待を込めて…
 考えてみたら、昨日ご紹介した「望郷の岬公園には」幾度か来たことがありましたが、納沙布岬に来たのはこれが初めてでした。そうして間もなく、微かな期待は打ち砕かれました。どこにも朝焼けの赤味は無く、遠くまで真っ白に霞んでいるだけでした。残念!

 

望郷の岬公園(2017.07.30 根室)

 待っても無駄だと分かり、望郷の岬公園に戻りましたら、余計にガスがかかり真っ白!あちこちにカモメが居るのは判りましたが、撮影することもなく駐車場でふて寝しました。Zzzzzz…

 

カモメと…もしかして…(2017.07.30 根室)


 4時間ほど爆睡したようです。霧は薄らいで視界が利くようになってました。先程深い霧の中でかなりの数のカモメを見ましたが、未だたくさん居座っていました。ところで、先程からヒバリっぽい鳴き声が聞こえています。注意して目を凝らし、その姿を発見!そっと近づいてカメラを覗き…ん?何か少し小さくない?鳴いてるのは♂だよね。でも冠がないよ?帰宅後調べてみた結果 、どうもヒメコウテンという種のような気がします。もしそうであれば…対馬辺りには居ますが、この日本の最東端での発見は、かなり稀少ということのようです。



シロチョウ(2017.07.30 厚床)

 ここまで、目指すチョウに逢えず、目指す景色も撮れず、どうも力が入りませんが、とにかくうろつくことにしました。このエリアから自宅へは5時間ですから、正午くらいまでは良いかぁという感じ。
 道端に吸蜜になりそうな花を見つけると車を停めうろつく…と云った感じです。ホザキシモツケにエゾシジグロを撮り、その後またスジグロかなと思ったら、筋が黒くないのでモンシロだと思い撮影。でも、今こうして見たらオオモンシロだったかも?ちょっと大きかったし。真面 目に確認するんだったと反省!

 

コキマダラ(2017.07.30 厚床)

 珍しくもないコキマですが、1コマに2頭写ったのが嬉しくてね。上の写 真は…まぁオマケですかね。

 

叫びの像(2017.07.30 尾岱沼)

 尾岱沼が近づいた時に、なにやら像があったので止まってみた。こんなの有ったっけ?島の返還を叫んでるのでしょうか?そうして下の写 真。ここは普通なら国後島でしょうが、遠くに霞んでいるのは羅臼岳です。期待を裏切ってスミマセン。

 

牛の放牧風景(2017.07.30 明郷)

 昨日は馬でしたが、今日は牛の放牧です。何だか道東には、この景色の方が似つかわしく感じるんですよ。で、何処へ向かっているかって?実は、ここまで来るともう一ヶ所行きたい場所があるんですよ。ささやかな欲求を満たすためにね。

つづく


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