最初の目的地には入れず、成果も薄かった。次に目指したのは落石岬、昨年も来たが、車を降りて徒歩で25分の看板を見て右股関節を壊していたFieldは断念した。しかし、今日は何故か痛みもなく、往復50分なら何とか行けそうだと感じて歩き出した。
　間もなく、草の陰からこちらを見ているシカに気付いた。３頭？いや４頭居る。これはしっかり撮っておこうと決めて、しばらくはエゾシカの写 真を撮り続けた。最終的には９頭の姿を確認した。

　キリが無さそうなので移動。途中で電線にとまり囀る小鳥ちゃん。でも種類が判らない。帰宅後図鑑を見るがやはり判らない。一番近いのがノビタキなんですが、いつも見るノビタキとは何だか違うんですけど…で、結局不明…ガクッ！

　何だか物々しい建物があった。既に使用されていないようだ。無線電信局と書かれた碑があったが、どこと交信していたのであろう？洋上の船かなぁ？

　先に木道らしきものが見えたが足元が悪くうろついた。今朝まで雨が降っていたことは想像していたが、ここが高台なのでまさかとは思ったが、一面 湿地帯状態。水たまりを避けながら歩いたが、それでもズブズブと埋まり、結局靴の中まで浸水。してしまった。 ようやく木道にたどり着き、靴を脱いで裸足で歩いてみましたが、木道の釘などで足を痛めそうな気がして中止。結局靴を履き直しグチュグチュ音をたてながら歩きました。
　周囲は松の木が不思議な風情を醸し出していました。木道脇に咲くエゾフウロにはオオチャバネセセリが居て、夏も終わりかナァという眺め。

　木道の終点にはちょっとお洒落な灯台がありました。しかし、この湿地帯に灯台を作るのには多大なご苦労があったのだろうと想像します。そうして灯台のすぐ先から海を見ましたが、普通 なら設置されているであろう柵もなくいきなりの崖！うーん、ここへ来る物好きも少ないという証かな。

　落石岬でも逢いたいチョウには逢えませんでした。諦めて移動したのがここです。かつて幾度も来ては居ますが、この地の正確な名称を覚えてはいませんでした。そうして上の写 真、展望タワーが有るようですが、霧がかかって見えません。
　正直に言いますと、Fieldは8/11与那国島を目指します。日本最西端の島で、日本で最も遅い夕陽を撮りたいと思っていました。だったら、北海道人であるFieldとしては、日本最東端の日の出も撮らなければとの思いがあり、ここまでやって来たのです。今日はその下見です。明日はそれを実現しようと固く思いながら、今夜車中泊する予定の根室市内の公園を目指し移動しました。

　まだ少し早かったのですが、ゆっくり休んで明日に備えようと根室市街を目指しました。途中で見た馬の放牧風景。ん？馬は日高でしょ。道東は牛じゃないの？まぁ良いじゃありませんか。ところで車で移動中にあちこちで路面 に「シカ注意」と書かれていました。黄色にシカのシルエットが描かれた「シカ注意」の標識は至る所で見ますが、路面 にでかく書かれたものは見るのが初めてのような気がします。これって根室特有？

つづく