夏祭り その2(蝶多村定点観測地)

ミドリヒョウモン with オカトラノオ(2017.07.22 蝶多村)

 林道をトロトロ流している時に、オカトラノオが咲いている事に気付き、オカトラノオに止まるヒョウモン類を撮りたいと思いました。Fieldがオカトラノオを好き…というかチョウにとってオカトラノオが人気の花ですから好きになったと云うことでしょう。
 アブ対策をして、覚悟を決めての林道歩きが始まりました。すると直ぐにこのシーンです。Fieldが未だ学生時代の頃、沖縄のチョウに憧れ、様々な写 真を見ると、“花はランタナ”と沢山の写真のコメントに書かれていた事を思い出します。以下、花はオカトラノオ祭りです。

 

カラスシジミ(2017.07.22 蝶多村)


 実は、ここまでに2回ゼフィルスを見かけたが、ピン合わせが間に合わず撮り損ねていた。その悔しさも、これで半減しました。

 

オカトラノオ祭り(2017.07.22 蝶多村)


 はやりお似合いなのはヒョウモンですが、シジミチョウやタテハ類にも人気のようです。中央の写 真のシータテハ、上部に写り込んでいるのはミドリヒョウモンなのですが、どうもミドリヒョウモンの♀と思われたようですが、ここはオレの場所だと逃げることもなく悠々と蜜を吸い続けていました。



ヒョウモン類(2017.07.22 蝶多村)

 エゾノヨロイグサ等のセリ科の花もなかなかの人気で、タテハ類が群がっていました。でも、高さが2m程あり撮りにくいシーンです。

 

ジャノメチョウ(2017.07.22 蝶多村)

 かなりの数を見ましたが。警戒心が強く、なかなか撮らせて貰えませんでした。でも、このチョウを見ると、夏のピークも過ぎたのかなぁと思ってしまいます。

 

モンキチョウ(2017.07.22 蝶多村)

 モンキチョウってあまり真面目に狙わない種ですが、今回は真面 目に狙いました。考えてみたら交尾写真って撮ったことがないような気がしまして…

 

オオチャバネセセリほか(2017.07.22 蝶多村)

 オオチャバネもオカトラノオにお似合いのチョウですが、見かけたのはこのシーンだけでした。このチョウもまたお盆前後の種だという認識が強いのですが、今年の十勝地方、真夏日、猛暑日が多く、発生が早まっているのかも知れません。
 最後の写真は、もしかして可食種かと思いましたが、ほかには見あたらず、これ1個じゃあねーと採取はしませんでした。先週の貝に続き、Fieldはキノコも好きなもので…はやく美味しい茸に出会いたいなぁ。
 …ということで、思わぬお外遊びが出来て満足のFieldです。やはり気温は30度超えの真夏日でした。例年ですと、真夏日が5日あったとかがニュースになる十勝地方ですが、今年はいったい幾日になるのでしょう?そうして心配なのは台風です。昨年の台風3連発で、北海道の道路・橋等が台風に耐えられる構造になっていない事が明らかになりました。この様子ですとまた大きな台風が北海道を直撃する可能性が高いと思います。狭いエリアに辛うじて棲息しているチョウの発生地がこれ以上消えて無くならないよう祈るばかりです。


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