真夏日3連発(蝶多村)

ルリシジミ(2017.07.09 蝶多村)

 6月の間中、週末が雨模様で、平日が晴天という日が続いた。6月に運動会が行われる十勝地方では、教員の方に大きな負担があったようだったが、7月に入った途端に先週末が真夏日3連発、そうして今週も猛暑日含む3連発。ところが先週は無駄 足が多かったので、今週は近場で、じっくりと…ということで定点観測地点の蝶多村を覗いてみた。
 蝶多村でFieldは、決まった場所に車を停め、小高い丘に登るのが恒例である。ドアを開けると、うわつ!こりゃ暑いわ!車外気温計はまだ8時なのに、 33度を示している。でも、まあ、これも1月(ひとつき)後の訓練だと気力を出して歩き始めた…えっ、1月(ひとつき)後って何?まぁ、近々予告編を載せ ますから…

 

スジグロシロチョウ with ウツボグサ(2017.07.09 蝶多村)

 ウツボグサがあちこちで、今を盛りと咲いてました。この花Fieldが好きな花の1つ…というか、シソ科の花が好きなんですよね。チョウにも人気があるようで、いつでしたかベニヒカゲが群れていた事もありましたね。



クロヒカゲ・イチモンジチョウ(2017.07.09 蝶多村)

 ところで、直ぐにFieldの額は汗が噴き出し、Tシャツもかなり濡れてきたようです。そりゃあ若い頃にはTシャツの1枚や2枚はぐしょぐしょにして動き回りましたが、こんなに汗をかいたのは何年振り?ってなくらいです。

 

ジョウザンミドリシジミ(2017.07.09 蝶多村)

 丘の頂上に登り、こんなもんかなぁ…と直ぐに下り始めました。いや頂上は直射日光も当たり、余計に暑いですし、 今日は特に期待するものもありませんでしたので…ところがその途中で、腰の高さで左3mのところにキラキラ飛ぶ奴が…ん?シジミ?と気付いた途端に止まっ てくれるではありませんか!6枚ほど撮影して、拡大してみましたら、あれま、ジョウザンミドリさんじゃあありませんか!今年の初ゼフで、ラッキー!!

 

ヒメウスバシロチョウ(2017.07.09 蝶多村)

 車に戻り、今度はゆっくりと林道を流します。いつもこれだからFieldの車の燃費、良くなんないのは分かってますがね。そういえば、今年はパルナシウス(ウスバアゲハ類)の写 真撮れなかったよなぁ…と思った途端にこの子が飛んでくれました。え?翅が傷んでるって…良いのよ、気を遣ってサービスしてくれたんだから…。

 

アカマダラ・アカシジミ(2017.07.09 蝶多村)

 ヒメウスバに気を取られ、気付かなかったのですが、ヒメウスバを撮影後に気付いたら、車の脇で、こんなシーンが!アカマダラがお祭りをやってました。夢 中になって撮っていると、今度はその奧の林の中に何かが止まって居るのを発見!何とアカシジミちゃんじゃありませんか。なんだかラッキーが続くよねー。


コヒオドシ(2017.07.09 蝶多村)

 気を良くして別の林道です。ここもお決まりの駐車スペースがありそこへ停車。ここからは車を流さずに林道を歩く のがFieldの定番。実はこの林道、あちこちから水が沁み出すようで、様々なチョウが吸水している事が多いのですよ。数十頭のツバメシジミとかアイノミ ドリの吸水とか…他にもタテハ類、セセリ類をよく見ます。

 

シータテハ・クジャクチョウ・コムラサキ(2017.07.09 蝶多村)


 林道上に居たのは、コチャバネ、キマダラヒカゲ、そして上の3種でした。ゼフつながりでアイノ…なんてのは甘い考えだったようです。しかし、クジャクなんて先週もボロボロのを見ています。もしかしてクジャクだけは親子の出会いがあったりして…。

 

コキマダラセセリ with ムシトリナデシコ(2017.07.09 蝶多村)

 次に行ったのが、リンゴシジミのスポット。千葉からお見えの方に地図を送ったのですが、工事中で行けなかったと の事。えー、あの場所も昨年の台風の被害に逢ったようですが、いったいどこまで?自分の目で確かめたかったのです。正規ルートでは、至る所に立入禁止の看 板が出ていて、さんざん歩き回りましたが、全て閉鎖されていました。最後に、では非正規ルートはどうなのと、歩いてみましたら、かなり近くまで行くことが 出来ましたが、Fieldの足と身体に不安を覚え断念!ここまでの歩数は、この炎天下の中久々の1万歩を超えていました。もうダメ〜

個人的な備忘録です。
実は、先程お通夜から戻ったところです。今から40年程前“オレ、結婚するんだけど来てくれないか?”“そりゃ、喜んで!”“いや、そうじゃなくて、結婚 式でカメラマンをやってくれないか?”彼はアウトドアな趣味があり、その後も家族連れのキャンプをしたり、釣りの遠征に出掛けたり…このH.P.にもT兄 弟兄として記事を書いた事を覚えています。その彼が急逝しました。
昨年末は元気な笑顔を見ていますが、1ヶ月程前、彼の経営する会社に車があり、久しぶりにお顔を…と覗いたら、奥様が出迎えてくれて、実は今体調が悪く入退院を繰り返していて…とのお話でした。
ところが7/7の朝、電話があり訃報を耳にしました。実は体調を取り戻し、退院の準備をしていた矢先の出来事だと云うことで、親族の皆様も驚かれていました。 彼の生前の写真を見せていただきました。9割は笑顔の写真でした。明るく陽気な“とっち”私もいつか、そっちへ行くから、また笑顔で迎えて下さい。合掌

 

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