更に林道を進んだところに開けた場所があり、エゾノコリンゴが満開だった。チョウが吸蜜に訪れている。ここで少し粘ってみようと決めて、じっくりと撮影。林道からは7〜8ｍあったが珍しく一脚を持参していたので、カメラを固定して、チャンスを待ってみた。
　最初に撮れたのはこの写真だった。吸蜜していたシーンでピンを合わせ、飛び立った瞬間にシャッターを切ってみたのだが、良いじゃない？

　余程近づいて撮影しようかどうか悩んだが、少し離れた場所からお花いっぱいの写 真も良いかもと考え、終始林道上に立ったまま撮影を続けた。

　♀×１を♂×２が追飛の図かと思う。無理は承知でシャッターを切ったが、欲を言えば、樹木の先端がちょろっとでも写 っていたら…なんて贅沢？

　エゾノコリンゴの木からUターンした。目に着いたものを片端から撮影したが、シマリスやエゾシカ、カナヘビは撮りそびれてしまった。悔しい！しかし、昨年この場所でアブだと思って撮ったのがガだったりして、最近ちょっとガにも気がひかれる。おそらくガにのめりこむことは無いと思うが、綺麗…と感じた物だけでも撮影しておこう。
　更に歩いたところで、前方に人影が…。ん？と思ったら、昨夜酒を酌み交わしたM.S. さんじゃあありませんか！このお方、いつぞや千呂露林道でもばったり出会った事がある。不思議な人なんだよね〜。

　少しばかり立ち話をして、分かれました。その後も林道をあちこち覗きながら歩いていたら、ん？エゾハルゼミ？何で地べたに？よーく見たら胴の先に傷が…胸の辺りも泥で汚れてるし…手で拾い上げて右手の平に乗せたら、ジジジジと音を発しながら飛んでいきました。鳥さんに襲われたのかな？でも、ガンバって〜！