南へ…更に南へ


スジグロセセリ・ウラギンスジヒョウモン・ツバメシジミ(2016.08.13 八雲町)


 行動開始は午前8時頃だったでしょうか。これで魚釣りでしたら、夜明けと共に…となるところですが、良いんです!蝶屋さんはこんなもんで…。公園のトイレを拝借し、その外にある水場で歯を磨き…うーん快適だぁ!先ず向かったのはエネオス。ここまでの走行距離489.5kmで、燃料を29.4リットル程入れました。燃費?16.6km/L…こんなもんかなぁ。
 で、向かったのは、スジグロセセリが多産する公園…。でも、居ない!何でだろ?今年の北海道の異常気象のせいなのか、環境の変化なのか、とにかくこんなに少ないのは初めてです。ようやく数頭の写 真を撮り、ウラギンスジとツバメシジミでお茶を濁した感じ…。何ンか淋しい!


シータテハ・オニヤンマ(2016.08.13 八雲町)

 次に目指したのが、2年前に見つけたヒメジャノメのポイント。先ず目に付いたのがシータテハでした。北海道では既に絶滅しているとの噂があるキタテハの可能性を求めて、道南では全て撮るようにしています。
 大型のトンボが飛び交っていました。オニヤンマだよね〜と、思いながらも念のために撮影。でも、やっぱりオニヤンマのようです。十勝では滅多に見ないので、近似種と見間違うことも有るかも知れないので一応…

 

サカハチチョウ・クロヒカゲ(2016.08.13 八雲町)

 かつてここで見たヒメジャノメは、Fieldにとって北海道では唯一の撮影でした。時期も8/12でしたから、きっとチャンスはあると信じて幾度か往復しましたが、残念ながら目撃出来ませんでした。悔しいね〜。

 

ヒメキマダラヒカゲ(2016.08.13 厚沢部町)

 更に移動してみました。今度は何の予備知識もなく道路脇の林道に入ってみました。やたら居たのがヒメキマダラヒカゲ。この蝶、ベニヒカゲを撮りに行くと必ず見かける蝶ですが、あくまでもベニヒカゲのついで状態で、あまり良い写 真を撮っていないような気がして、少し真面目に撮ってみました。

 

ルリタテハ(2016.08.13 厚沢部町)

 ここで驚いたのがこのルリタテハ。晩夏〜初秋に羽化をして、翌年の5〜6月まで越冬態が見られる…というのが北海道の常識と思っていましたが、これってどういう事?この姿で生まれたばかりって事は無いよね。だとしたら、昨年生まれが、丸一年生き延びた?それも考え難いしなぁ。
 何しろFieldは、この蝶が飛ぶ姿を見た時“あっ!ヤエヤマムラサキだ!!”と一瞬思い、いやいやここは北海道だぞと言い聞かせながらカメラを手に追いかけた結果 がこの写真であります。うーん、やはり一年生き続けた説が正しいかもね〜。

つづく…

 

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