体力テスト…20点?


フキノトウ(2016.08.06 大雪山赤岳)

 8/3 久し振りに傘マークがとれ、7月には1度も無かった真夏日となった。ようやく長かった蝦夷梅雨が明け、夏到来!ところが、湿気と低気温で体調を崩し最悪だった。一方でFieldは8月初旬の大雪を訪れたいと考えていた。さーて、どうしましょう?
 8/4 体調は回復傾向ではあるが、正直に言って下痢が止まらなかった。登山口にトイレはあるが、経路には身を隠す樹木もない。往復5〜6時間…無理だぁ!8/5 ん?半日以上もった。こりゃ行けるかも。では、どの山に登る?本当は黒岳へ行きたかったが、右股関節痛がまだ酷く、一気に急傾斜を登る黒岳は難しい。赤岳にして、無理なら途中で下りようと決めた。
 朝7時出発。車で走行中、右手から鹿が飛び出した。Fieldも鹿も急ブレーキ!鹿はスリップして路上でもんどり打ったが、事なきを得た。そんな事がありながら、ようやく登山口手前の駐車場に着いた。準備を整え、登山者名簿に記載したのが9時25分。登山口には未だ雪がありフキノトウが芽吹いていた。Fieldの右足は何とか動いてくれそうだった。


カラフトルリシジミ(2016.08.06 大雪山赤岳)

 登山口の手前でミヤマキンバイが咲いていて、カラフトルリの姿を見た。ふーん、やはり高度が低くても居るんだねー。登山中も幾度か姿を見たが、近くで良いのが撮れない。悔しいね〜。

 

エゾシマリス(2016.08.06 大雪山赤岳)

 コマクサ平に着いたのが正午過ぎで、結構バテバテ、そして強風。参ったね〜蝶が飛んでないよ。時折見かけたのがコヒオドシくらいで、ウスバキもダイタカも姿が無い。風を避けてどこかにしがみついているのかなぁ。こんなの初めてだよ。
 唯一目を楽しませてくれたのがシマリスでした。両手に何かを挟んで
食べている様子。時折こうして伸びをして、周囲を警戒していた。その姿がメンコイ!

 

岩(2016.08.06 大雪山赤岳)

 ところで、ずーっと以前から気になっていたのが積み上げられたような岩。長い年月の中で、柔らかい部分が風雨で削られて…とは思うのですが、何か出来過ぎ!誰かがいたずらして積んだんじゃないの?

 

ニセイカウシュッペ岳方面(2016.08.06 大雪山赤岳)

 あまり良い写真だとは思いませんが、今回唯一パノラマ撮影した写真がこれだったもので…。HP上で、どうやったらこのような見せ方が出来るか…忘れないように練習です。

 

カラフトルリシジミ(2016.08.06 大雪山赤岳)


 結局、コマクサ平の上には、強風の為か蝶の姿は無く、帰路に見たカラフトルリです。上、ツガザクラ、中、キバナシャクナゲでの吸蜜シーン。下は吸水シーンです。
 実は今回、見たかったのはカラルリとアサヒヒョウモンでしたが、アサヒは飛翔シーンを幾度か見ましたが、撮影には至りませんでした。唯一目にしたカラルリも、遠景ばかりで接写 には至りませんでした。
 そして、もう一つの目的はズタボロの身体の確認でもありました。登り3時間弱。これは思いの外順調に思えましたが、立ち止まってじっくり撮りたくなる蝶が居なかったという事も考えられます。ところが下りも3時間くらいかかりました。元気な頃は雪渓も半分滑るように駆け降り、登りの2/3か半分の時間で下りることが出来たはずです。ところが今のFieldは筋力が落ち、膝のクッションが効いていないという気がします。それにしても下りにこれだけ時間を要するとは…情けない!

 

熱気球(2016.08.06 上士幌町)

 思えば数年前に脳内出血を患い、半年ほど右半身に痺れがありました。その後右足股関節に痛みが出るようになり、追い打ちをかけるように右手骨折と、ひたすら右半身にトラブルが続いていました。安静にしていたと云えば言い訳でしか無く、動かさなければそれだけ筋力は無くなっているという事だと思います。もう登山はしない?どうするの?
 そんな事を考えながらの帰途、上士幌町を通過。あれ?バルーンが…。そう、今日は上士幌町で熱気球フェスがあると聞いていましたが、プログラムはもう終了しているようで、空中に有ったのはこの1機だけでした。ん?帯広畜産大学の文字が見えました。以前から何かと縁のある校名ですが、特に今年は畜大関係者との新しい出会いが既に4名。何だか更に縁を感じるシーンでした。

 

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