東へ(往路編その1

おぼろ駅(2016.07.16)

 世の中3連休です。1996年に施行されてますが、オッサンとしてはイマイチ馴染めていない海の日…海洋国だから…なんてコジツケだよな〜と20年経ってもピンと来ていない。もっともそのコジツケに便乗して、沖縄に行ったりしてますがね。で、今年はどうしましょ?まず、お天気ですが…どーもイマイチ。曇り空ばかりで、時折傘マークも付いてますね。気温も18〜22度くらいですね〜海遊びは無理っぽいね。などと悩んだ挙げ句、ま、とにかく東へ行ってみよう…アテは無いけどね。
 目指したのは、根室方面。まーこういうのはデタラメで良いんですよ。こんな種の蝶に会いたいというのは有りますけど、偶然の出会いとか発見が楽しかったりしますからね。朝6時に出発し国道38号線(狩勝国道)をひたすら東へ〜と思ったら、ん?釧路が終点だったのね。ここからは国道44号線で、根釧国道って云うのかぁ。ん?釧路〜根室地区を 釧根(せんこん)地区と表現するように思っていましたが、根釧(こんせん)の方が一般 的?Fieldの頭の中、混線してた?
 で、厚岸(あっけし)手前で、何気に曲がってみたら、ん?あれ何??え、駅だって!“撮り鉄”は聞くけど、こうした無名駅の写 真コレクションも面白いかもね。ちなみに“おぼろ”は“尾幌”ですって。

 

望洋台から望む厚岸湾(2016.07.16)

 この場所、好きでね。通過する度に停まってしまいます。手前が厚岸湾で遠くに見えるのが厚岸大橋、その向こうが厚岸湖ですって。全部厚岸湾だと思ってました。気水湖って奴なんでしょうが、湾と湖のラインはどんなところに引かれてるんでしょうね。え?あの大橋?…いや、そうじゃなくて呼称の意味でね。うーん難しい。
 難しいと云えば、この近くに“知方学”という地名があり、知方学小学校がありますが、これ読めます?Fieldは読めませんでしたので調べましたが、“ちっぽまない(もしくは、ちぽまない)”ですって。まーアイヌ語でしょうが、無理に漢字を充てるのを止めたら良いと思いませんか?“チップ・オマナイ”で“魚・河口”という意味ですが、カタカタ表記して、多少はアイヌ語を 覚えた方が早いと思うんですけどね。

 あれ、話が飛んでしまいましたが、この望洋台に厚岸R.C.が設置した“四つのテスト”がありましてね。R.C.は退会しましたが、“四つのテスト”は未だにFieldの信条ではありますんでね。厚岸R.C.さんガンバってね〜。

 

ウラジャノメ(2016.07.16 根室)

 おっとっと、お昼近くなりましたので、もっと走らなければ。旅行記書いてるつもりでも無いからね。とか言いながら、道端に咲くホザキシモツケが満開で気になっていましたが、うー我慢できない!車を停め、じっくりと蝶を撮るべくカメラを手にうろつきました。良いの良いの、何時までに何処へ行くなんてな計画は全くありませんから。
 一番驚いたのが、ウラジャノメでした。いやーこんなに沢山のウラジャノメを見たことがありませんでしたからね。一日うろついても数頭しか眼にしない種だという感覚でしたが、まー居るわ居るわ!それに裏面 の白帯が十勝産より微妙に何だか広いような気がしますが、♀だから?本州産は狭いのを知ってますが、道内でも東の方が広いのかなぁ。シロオビヒメヒカゲは道央より道東の方が広いと言われてますけど、何だかあらゆる種で共通 しているような気がします。

 

フタスジチョウ(2016.07.16 根室)


 白帯が広いと言えば、有名なのがこのフタスジですね。いやーお見事!さすがに数も居ました。え?何がさすがかって?いやこのフタスジの食草がこのホザキシモツケですから、幼虫も成虫もこの植物に依存している訳で、切っても切れないご縁ってヤツですね。
 ところで、このホザキシモツケ、1995年に絶滅危惧種に指定されたことがあったそうで驚きです。本州高山帯で激減したのでしょうかね?北海道ではどこに行ってもよく眼にしますがね。


落石漁港(2016.07.16)

 結局その後も走っては停まりを繰り返し、お昼過ぎに落石港に立ち寄りました。曇り空でしたが、少しだけ雲の割れ目から青い空も覗いて、風が爽やかで気持ちは良かったですね。折角だから落石岬も…と思いましたが、ん?道路がないの?何々…徒歩25分!ってことは、往復50分?わー時間もったいない。…と判断しましたが、あそこまで行って岬に立ち寄らなかった事の方が勿体無かったかもねぇ。お天気がもっと良ければ行っただろうなぁ。それにしても根室方面 の港は良いよねー。十勝なんて海岸がつるんとしていて。何でこんな所を港にしたの?ってな感じですよ。


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