少しだけ分かった気がしたのに…
エゾハルゼミの抜け殻(2016.06.11 蝶多村) |
中札内の後が蝶多村ですと、あーまた安易に…と思われるでしょうが、実は豊頃町へ行き、幕別
町を覗き、その後の蝶多村です。結論から言いますと、成果ゼロでした。余りにもチョウの絶対数が少なすぎます。そしてそれは、この時期、この天候では考えられない結果
でした。このままでは余りに淋しいとの思いで蝶多村を目指しました。
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ミヤマカラスアゲハ?(2016.06.11 蝶多村) |
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更に歩いていて、目立ったのがアヤメとエゾキスゲでしたが…あれぇ?キスゲにミヤマカラスは珍しいよなぁ…と思い、遠くから数枚シャッターを切りながら近づきました。時折ミヤマカラスの翅が動いてはいましたが、どうも変!後翅は開いてますが前翅は折り畳まれているように見えます。
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シロオビヒメヒカゲ(2016.06.11 蝶多村) |
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中札内で撮ることが出来なかったシロオビヒメのリベンジです。もともとここに沢山棲息している訳ではありませんが、この時期ここを訪れると目に出来る種で、幼虫で越冬している種は妥当な時期に発生していると思われます。1.5時間で5〜6頭の目撃でした。 |
カラフトタカネキマダラセセリ(2016.06.11 蝶多村) |
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カラタカ♂です。これも幼虫で越冬し、例年ですと6月10日頃に発生します。翅の状態はややスレた印象でしたが、見かけたのはこの1頭だけでした。まだこれから発生するのかなぁ?だとすると、この個体はかなり気の早い発生だったのかも知れません。 |
ヒメウスバシロチョウ(2016.06.11 蝶多村) |
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リベンジその2です。このエリアはチシマフウロが咲くと一斉に羽化が始まり、6月中旬にピークを迎えます。ウメウスバもこれからの発生かなぁ。でも林道沿いの斜面 に多かったチシマフウロが減っている印象で心配です。それから、たまにウツボグサで吸蜜するシーン(下の写 真)を見ますが、紫色のお花が好きなのかもね。 |
クロヒカゲ(2016.06.11 蝶多村) |
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これも普段はあまりカメラを向けない種です。十勝では6月中旬と7月下旬の2度発生のピークがあり、まあ妥当な発生だと思います。最初開翅しているシーンを撮っていて、あれ?クロヒカゲだよね。ゼフ類の♀じゃないよね。と、一瞬混乱しました。やや小型ではありましたが、Fieldのボケですね。 |
モイワサナエ(2016.06.11 蝶多村) |
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帰り際、目の前のフキの葉にトンボがとまった。あまり知識はないがモイワサナエだと思う。トンボと言えば水辺と相場は決まっているが、このトンボ、水辺で見たことがないかも知れない。どんな生活してるんだろね?
※実は、これを書いているのが翌6/12です。最高気温は何と12度。正直に言いまして今ストーブのお世話になっています。いくら寒い北海道でも、この時期にストーブを使用したという記憶は…ちょっとありません。いやいや、これから先もどうなることやら…。まだまだ想像を絶する状況が続くのかも知れませんね。ヤレヤレ… |