虫の日って知ってました?

シロジュウシホシテントウ(2016.06.05 自宅)

 昨日の朝、車に乗ると“今日は虫の日です”とのアナウンスが流れた。Field Noteをご愛読されている方はご存知と思うが、昨年9月に車を入れ替え、その車にナビゲーターを付けて貰った。声の主はそのナビだった。“え?何??虫の日?”聞いたこと無いよなぁ、ん?6/4だからか?ネタ無くなってのコジツケかもなぁ…
 しかし、折角の土曜日で虫に合うチャンスなのに雨降ってるし、気温低いしぃ…。ニュースでルーブル美術館が雨で増水し水没しそうだとか…。十勝も5月に真夏日が連続して4日も続いたかと思うと、その後は最高気温が半分の15度行くか行かないか…毎日ストーブのお世話になったりしていて…この天候異変はもしかして、地球レベルで起きてるのかなぁ?

 で、今日になりました。某中学校から体育祭の招待案内を頂いてましたので、開会式に顔を出し、その後虫探しと思っていたの
ですが、気温はなかなか上がらず正午でも15度以下。うーツマラン!と玄関を出て植え込みの下草を見ていたら、ありゃチッコイ(小さい)けど、メンコイのが居るぞ!慌ててカメラを取りに戻り撮影。最初シロホシテントウ?と思いましたが星の数が違うよね〜アンタ誰よ。後で調べたらジュウシホシテントウだって。え?14星ってこと??イージーだねー!

 


コバエ(2016.06.05 自宅)


 次に目にとまったのがコイツ、双翅目には違いないが、これまたアンタ誰?上の写 真右に写っているのは、1cm程のグスベリ(グースベリーgooseberry…)の半分ほどでから5〜6mmで、アップして見たらどうやら口吻を延ばし葉の表面 を嘗めているみたい。結局お名前までは判りません。

 

クサカゲロウ(2016.06.05 自宅)

 更に目に付いたのがコイツ。いやいや、こんな狭いスペースにも居るもんですねぇ。クサカゲロウの仲間ではありますが、本来のクサカゲロウとは翅の重なり具合が違いますし、翅の透明度が違うので、ナンチャラクサカゲロウなんでしょうが結局不明種です。

 

ワカランバッタ(2016.06.05 自宅)


 こいつにも参りましたね。直翅目(バッタ類)ではありますが、茶色ですが体側に黄緑色が見えていて、コオロギとは違いますし、体型も違います。体型としてはイナゴに近い印象で、コバネイナゴのような気もしますが、まー判りませんでした。この時期未だ幼生でしょうから、ますます判りません。情けないなぁ。

 

クロオオアリとダンゴムシ(2016.06.05 自宅)

 最後はこれですが、最初ダンゴムシがアリを食ってる?と思いました。下のアリがピクリとも動かないのに、ダンゴムシの触角が動いていたからです。上のアリは“止めてくれー!”と、ダンゴムシの行動を阻止しているのかなぁと感じたのでした。しかし、次の瞬間、アリ2匹がダンゴムシを運ぼうとしている事に気付きました。Field Noteの2016.05.15で生きている鱗翅目の幼虫をアリが運ぶシーンを掲載しましたが、このダンゴムシも餌として運ばれている?それとも共生のための拉致?

 ってなことで、チョウにも会えない休日でしたが、まぁ楽しめました。時間さえ有れば、様々な昆虫の事も知りたいなぁと思いました。Fieldが就学前、夕刻になっても帰らずに、母が心配して探したところ、じっと蟻の巣の前にしゃがみ込んでいる姿を発見したそうです。そんな事が1度や2度では無かったとか…。うーん進歩してねーなー!唯一違うのはこうして写 真を撮り外部に発信していることだけで、頭の中の興味の対象は昔と同じなんだろうね。

※これを読まれたW.N.さんからメールを頂きました。この写 真をFieldは“ダンゴムシ”と書きましたが“ワラジムシ”ではないかとのご指摘でした。“ダンゴムシなら襲われると丸くなるはず”との事です。Fieldは色だけで判断してしまったようです。つまり十勝でときどき見かけるワラジムシはベージュ色のような印象でした。しかし、両種とも幾種類かは居るでしょうし、形態的な理由を考えれば、ワラジムシの方に軍配が上がるように思います。まだまだ知らないことだらけですね。ご指摘メールに感謝致します。

 

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